【大刀洗町】週末は郊外の畑で収穫体験を!採れたて新鮮野菜を提供する『アチコズふぁーむ』
【大刀洗町ってどんなところ???】
福岡県南部に位置している、筑後平野の中にある町です。昔ながらの風景が残る町だが、電車では約1時間で博多・天神へ行くことができ、大分自動車道のインターも近いなど、福岡都市圏や周辺地域へのアクセスも良好。南北朝時代の名将・菊池武光が「大原合戦」の後に血で染まった刀を洗ったという故事が町名の由来とされています。
『アチコズふぁーむ』は数種類のレタスの生産の傍ら、子どもを中心とした収穫体験を行っている農園だ。夏はスウィートコーン、秋はさつまいもの収穫が体験できる。今までに多くの子どもたちが参加し、食育につながる貴重な経験をしている。
夏のスウィートコーンは子どもの背丈以上になる。その迷路の中を歩き回り、実ったやつをもぎ取る。採れたてのスウィートコーンはそのまま食べてもジュースのように甘くて瑞々しい。
秋のさつまいもは、農園によっては収穫しやすいようにある程度掘り起こしているところも多いらしいが、アチコ‘sふぁーむではしっかりと根を張ったままのものを収穫する。なのでスコップを使って掘り起こさないととれない。そのガチ感が大人も一緒になって楽しめる。
アチコズふぁーむの代表を務めているのは中垣 晃博さん。もともとは会社勤めをしていたが9年前に実家が兼業していた畑を継ぐ形で農家になった。中垣さん、実は近隣の農家にとって重要な存在。
朝倉市にあるレストラン キリンビアファームへ各農家で収穫された野菜を毎日まとめて届けているのだ。高齢化が進みこまめな配達ができない農家と、地元産の新鮮や野菜を求める企業の橋渡し役を担う。「流れでそうなっただけですけどね(笑)」と本人はうそぶくが多くの人が感謝していることだろう。
中垣さんが収穫体験の場を提供し始めたのは7年前に放課後デイサービスなどを行う事業所から「子どもが土に触れる機会を作ってあげてほしい」という依頼から。それから年に3回程度不定期に開催していたが、昨年リクルート社のじゃらんから声がけがあり、自社提供のサービスとして本格的にスタートしたそうだ。
驚いたのは予想以上に「子どもに野菜を採らせてみたい、土に触れさせたい」という要望が多かった事。何気なく始めたことではあったが、今では新たな展開も考えているそうだ。「今後は畑を広げることも考えています、今は野菜が2種類しかないので収穫できるタイミングも少ないんですよ。種類を増やせば年間を通してもっと収穫できる機会も増えますから」とのこと。
たくさんの子どもが体験できれば、食べ物の大切さ、野菜を作ることの大変さを知る機会が増えるのだ。そうした小さなきっかけが農業の未来につながっていくのだろう。
アチコズふぁーむのメインは数種類のレタスの栽培。玉レタス、サニーレタス、ロメインレタス グリーンリーフの4種をなんと一人で育てている。ここで野菜ソムリエでもある中垣さんからレタスのおいしい食べ方をご紹介。玉レタスを輪切りにカット。
フライパンで焼いてレタスステーキにする。これだけでバツグンにうまいらしい。もちろんそれはもとのレタスが新鮮美味であってのこと。
レタスは直販もあるそうなのでぜひ問い合わせてみてほしい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
筑後地区15市町村観光情報『エモスポ』特設ページを開設しました!
筑後地区15市町村観光情報『エモスポ』のSNSも要チェック☆
アチコズふぁーむ
住所:三井郡大刀洗町高樋1419
電話:090-9793-8809(中垣さん直通)
営業時間:夏野菜の収穫体験 6月中旬~8月中旬の土日祝日 秋のさつまいも収穫体験 9月中旬~11月中旬の土日祝日
P:あり