【イベントレポート】萩野公介さんが福岡の海岸を綺麗に!「スポGOMI×UNIQLO×世界水泳福岡」開催
ユニクロが4月16日(日)に、ごみ拾いをスポーツ感覚で楽しむ「スポGOMI」と、世界水泳選手権2023福岡大会(以下、「世界水泳福岡」)とのコラボレーションイベント「スポGOMI×UNIQLO×世界水泳福岡」をシーサイドももち海浜公園にて開催しました。今回、競泳金メダリストで、ユニクロドリームキャプテンを務める萩野公介さんがゲストとして参加しました。
「スポGOMI×UNIQLO」は、地域の方々と共に行う社会貢献活動で、2021年11月の京都河原町店に始まり、全国各地で開催されています。第19回目となる今回は萩野さんをゲストに迎え、一般応募で集まった参加者79名と地元ダイバー4名の計84名で、世界水泳福岡大会のオープンウォータースイミング、ハイダイビングの会場にもなるシーサイドももち海浜公園付近で拾ったごみの量と質でポイントを競いました。
開会式で、大きな拍手の中迎えられた萩野公介さんは、「天気も心配していたのですが、お天気も良くなってきてよかったです!」とコメント。MCからスポGOMIを知っていたかと質問があると、「もちろん知っていました。先輩の松田丈志さんが取り組んでいるのも見ており、ずっとやってみたいと思っていたので今回とても楽しみにしてきました!」と気合い十分の意気込みを語りました。
また、今回は特別ルールとして、一般参加者のごみ回収量に、地元福岡で環境保全活動を行うふくおかFUNのダイバーが海に潜り回収した“海底ごみ”のポイントを加算する4グループ対抗の団体戦も実施。ダイバーの大神弘太朗さんは「海底には、僕たちも想像できないようなごみが眠っていることもあります。大きい海底ごみを拾ってきます!」と、4名のダイバーを代表して意気込みを語り、海に向かいました。
ルール説明のあとは「ごみ拾いはスポーツだ!」の掛け声を合図に、競技がスタート。萩野さんも参加者と一緒にビーチに向かい、ごみを拾い始めました。萩野さんは2名の小学生とチームを組み挑みましたが、競技中、「萩野さん、力持ちでしょ?あれ取って!」と、石の間に挟まったごみを拾うべく、子どもからの指示が飛ぶ瞬間も。
スポGOMIでは、ごみの量や内容に応じてポイントが付与され、合計のポイントを競いますが、たばこの吸い殻やペットボトルなど、海洋汚染に繋がりやすいごみには高いポイントが付与されます。参加者はチームで作戦を立てながら、頭と身体を使ってより多くのごみを集められるよう制限時間ギリギリまで一生懸命取り組み、海底ごみを合わせた総重量は157.26kgにのぼりました。参加者からは、「世界水泳には色んな国の選手が集まるため、“福岡は綺麗な街”だと思ってもらいたい」、「楽しかったので、また参加したい」などポジティブな反応が寄せられました。萩野さんと同じチームだった小学生は、「萩野さんは体力があるから沢山ごみを拾ってくれて感謝です」と話し、チームワークが強まっている様子が見られました。
第二部では、福岡出身のアーティストしばたみなみさんが講師となり、“博多湾のサカナたち”をテーマに、洋服のハギレや海の漂流物などを使い、アート作品を作るワークショップを開催。ワークショップには萩野さんも参加し、参加者ととも に世界に一つだけのオリジナルアートを作りました。
完成後、作品のこだわりを聞かれた萩野さんは、「紫色が好きなので、取り入れました。あとは、海外のパッケージなどで異国の文化を入れて、日本の文化も残しました。本当はもっとコミュニケーションをとって取り組むつもりだったのですが、集中しすぎて無言で作業してしまいました」と、苦笑いの様子でした。最後に、「僕は海外から来てくれる選手に向けて作りましたが、参加者がそれぞれの想いを込めて作った作品だと思うので、完成が楽しみです」と話し、会を締めくくりました。
参加者の皆さんが制作した作品は一度回収し、しばたみなみさんが1つのアート作品として完成させます。完成した作品は、世界水泳福岡大会会場に展示予定です。