やまやのヒミツ vol.14
【連載企画】やまやのヒミツ vol.14
極上ランチとお土産で。九州の味、辛子明太子を堪能
~白金小径~
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3回にわたってご紹介してきた『やまや総本店』のご紹介シリーズ。最終回は、回廊のような空間がゲストを優しく包む『白金小径(しろがねこみち)』へ。カウンター、テーブル、大きな、“明太子型”のテーブルと、どの席からも中庭を望める贅沢な造りです。時間を問わず食事を楽しめ、安心院(あじむ)ワインをはじめとしたソムリエが選ぶワインやシャンパンも充実。陽の光を感じながらの乾杯に思わず笑みがこぼれます。
看板は「五色献上」という伝統的な博多織の柄をモチーフに作られた御膳と海鮮重。辛子明太子、九州産の旬野菜・肉・魚・米という5つの主役素材を織り成した逸品です。
『博多めんたい織〜御膳〜』には炊きたての土鍋ご飯が一人一窯ずつ付き、漬けあがったばかりの辛子明太子=「できたてめんたい」も1本分提供。プチッと弾ける圧倒的な粒感と上品な味わいが、甘みのあるご飯とこの上なく合います。「真鯛の焼きしゃぶ」などのひと手間加えた刺身から、旬菜や糸島豚、古処鶏(こしょどり)といった九州食材で作る料理、滋味深いスープにも満足。最後は八女産「とっぷらんのたまご」の温泉卵に自家製の辛味しょうゆをかけ、極上の卵かけご飯まで楽しめる贅沢な内容です。
一方、立派な車海老が鎮座する『博多めんたい織〜海鮮重〜』は、まるで玉手箱のよう。独自の味付けを施したご飯が、散らした九州産の鮮魚やできたてめんたいの美味しさを引き立てます。辛味しょうゆをかけながら味わい、最後はうまだしを注いで茶漬けにするという楽しみまであるのです。
さらにスイーツは〈とっぷらんのたまご〉と米粉で作る自家製の『白金カステラ』に注目。もちふわっ、しゅわりと消える、不思議で幸せな食べ心地です。八女紅茶を淹れる『ランチ紅茶』は、ゆっくり味わえるようにとポットサービス。共に注文すれば完璧なティータイムを過ごせるでしょう。
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ゆったりと九州の美味を楽しんだ後は、併設された物販エリアへ足を運びましょう。こちらには通常のやまや直営店には置いていない選りすぐりの品を取りそろえています。
まず〈やまや〉といえば辛子明太子ですが、『白金小径』では、やまや創業者の誇りをかけた渾身の品『山本秀波の明太子』に出合うことができます。蚊帳布巾と特注の「山中塗」近代漆器に包まれており、中の明太子は1本ずつ個包装。明太子と共に「匠のたれ」に漬け込まれた羅臼昆布まで添えられています。その重厚感もさることながら、色・ツヤ・卵の詰まり具合は極みレベル。段違いの粒感と味の深みに驚きます。加えて『できたてめんたい』は、白にシルバーというやまや総本店限定パッケージが登場。いずれも記憶に残る福岡土産になることは間違いないでしょう。
ショーケースには自社農園『果樹蔵ファーム朝倉』で栽培する完熟あまおう苺や九州各地の農家からセレクトした果物、『あまおう苺ティラミス』や『柚子プリン』といったテイクアウトスイーツもズラリ。今年〈やまや〉から新登場した乳酸菌の力で、旬野菜や果物をより美味しく健康的に楽しむという食品ブランド〈ユサンチェ(乳酸菜)〉のアイテムも見逃せません。また、電話で事前に予約しておけば『博多めんたい織 〜海鮮重〜』のテイクアウトも可能。福岡や九州らしさがあり、味わいやパッケージの上質さにも妥協したくない……。そんな大切な人への手土産に困った時も、『白金小径』へ来ればきっと最適な逸品が見つかるでしょう。
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□□□□■□□□□SHOP DATA□□□□□□□□□■
白金小径
所:福岡市中央区白金1-5-5
☏:092-406-8087
営:11:00〜18:00(飲食~17:30)
休:火曜 席:33
P:なし
https://yamaya-sohonten.jp/shiroganekomichi