縁側までつながる大空間LDKA開放的な吹き抜けのある「木の家」｜サン建築工房（北九州市）
【家づくりの本AWARD2023】
北九州市在住／Sさんの住まい
木の安らぎあふれる広々空間と
OMソーラーシステムで快適暮らし
ご両親の勧めで、
何気なく見に行った展示場の中で、
ご夫婦ともに惹かれたのは、
OMソーラー機能を取り入れた
シンプルな木の住まい。
心機一転、広々空間で
伸びやかな暮らしを満喫中です。
木の温もりと開放感に満ちた1階リビング。空気を循環させるOMソーラーならではの吹き抜け空間が魅力的
探したのは「木の家」
広さと価格面も決め手に
インターからほど近い場所にありながら、のどかな住宅地の一角にあるSさん宅。森と田畑が目の前にある好環境の立地に、広さのある落ち着いた雰囲気の住まいが感じよく馴染んでいる。
ご主人と奥さまの二人暮らしのSさんご夫婦。以前はアパート住まいだったそうだが、ご主人のご両親の勧めもあって、気軽な気持ちで住宅展示場へ。何軒かハウスビルダーが提案する「木の家」を見てまわった中で、最終的に決めたのが[サン建築工房]。
定評のあるOMソーラーシステムと自然素材を使った長期優良住宅という点に加え、「広さと価格面も魅力でした」と奥さまは話す。
思いのほか難航したのは、土地探しのほうだったというが、昨年の春、インターネットで見つけた物件を機に、縁あって、今の場所が見つかった。
「前に住んでいた場所もそうだったんですが、田んぼがあって山があって…仕事場に行くのにもアクセスがよいところが見つかったので、結果よかったです」とご主人。昨年の6月に土地の契約を交わし、家づくりをスタートしたお二人は、今年の4月に完成したマイホームへ引っ越ししたばかり。新しい暮らしをマイペースに楽しんでいるところだ。
ゆとりの敷地には、来客用の駐車スペースもらくらく。屋根の上にはOMソーラーパネルが
大きな窓から風と光を誘って
家中が呼吸しているような心地よさ
休日は近くの森へ散歩に行ったり、蛍を見たり、自然が好きなお二人。これから、ご主人は芝刈り機を購入して、庭の手入れを始めたいのだそう
吹き抜けと木の素材感に
和のデザインも美しく調和
和風の落ち着きある玄関ポーチから家の中へ入ると、杉やヒノキのいい香りに包まれる。
「二人ですから、1階も2階も間仕切りのない空間にして、OMソーラーの良さが実感できるようにしたかったんです」とご主人が話す通り、奥に和室が続く1階は、縁側までつながりを持たせた広いLDK。庭に面して窓を大きく取り、吹き抜けとふんだんに使った木の素材効果で、居るだけで癒されてしまう安らぎ感たっぷりの空間に。ご主人の希望で、床にはヒノキを使い、ワックスも天然塗料を指定しているのだとか。
玄関はご主人の希望で広さをとって、間口の広い引き戸に。見学会で目にした家のデザインを参考にオーダーした
和素材を取り入れたデザインもS邸の魅力を高めている。和紙のクロスを吹き抜け2階の目隠しとして使ったり、カーテンではなく趣のある雪見・月見障子を取り入れるなど、シンプルだけれど上品で贅沢な造りは、きっと年齢を重ねていっても飽きがこないにちがいない。新建材をほとんど使わない天然素材の良さを味わえる点も[サン建築工房]ならではの魅力だ。
朝も夜も、会話が弾む
憩いのキッチンカウンター
幅や高さで悩んだ分、ちょうどいいサイズ感のキッチンカウンターが完成。上品な質感のホタテ漆喰壁もマッチ
家づくりで大事なのは
ひと呼吸おいて決めること
家にいる時はラフな格好で、素足が基本のお二人。「窓はほぼ開け放して、ゆったり過ごしています」と、リラックスした表情を見せる。
庭に面して造ったオープンキッチンも広々。朝ごはんをカウンターで食べたり、時には、ご主人も奥さまの手伝いをして一緒に台所に立つこともあるのだそう。
実際の住み心地はというと、「やっぱりOMソーラーの効果が嬉しいですね。お湯がとれるので、まだガスを使用していないんですよ。暑い日も涼しく過ごせているので、冬がくるのが楽しみです」。
最初は図面だけではイメージがわかず戸惑いもあったというお二人。「後々後悔するより、多少予算オーバーでも、二人にとって気持ちのいい暮らしを優先して進めていきました」と顔を見合わせる。
洗面スペースの一角にあるため、トイレに手洗い場は設けずに費用を抑えたり、和紙の目隠しも枠組みが決まった後に実際の空間を見て選んでいったりと、ひと呼吸おいて慎重に決めていくことも家づくりに不可欠だと教えてくれた。
リビングからつながりを持たせた縁側風ウッドデッキも快適な居心地。奥さまは軒下にできたツバメの巣の観察が日課なのだそう
苦手な掃除もらくらく
2階も広々シンプル空間
こうして、ご夫婦で話し合いながら進めていった家づくりだけれど、ご主人がリードして決めていった部分も多いそう。
玄関には趣味のマウンテンバイクを置くスペースを造ったり、クローゼットのポールの長さを伝えたり、細かな部分も要望を伝えて、かたちにしていったご主人。洗面室には、普段使用するシンクの横に、仕事着を洗えるようにシンクをもう1つを備え付け、通常はテーブルとして利用できるようオーダー。住み始めてからは、タオル掛けを自作したりと、楽しみながら住み心地のよさを追求している。
2階も一間で広々。「キャットウォークにお布団が干せるようになって嬉しい」と奥さま
共働きの奥さまが一番にこだわったのは、掃除がしやすいこと。
「とにかく掃除が苦手なので、空間をシンプルに、掃除が進むようにしてもらいました（笑）。階段もスケルトンにしたので、掃除機もかけやすいんですよ」とにっこり。
吹き抜け構造と無垢の木の質感が安らぎを生むS邸。スケルトンの階段が空間をより開放的に
1階と同じく、2階も仕切りのない解放的な一間続きで使っているご夫妻。今はベッドスペースと、ご主人の筋トレマシーンが置かれている状態だが、いつかビリヤード台を置くことがご主人からのリクエスト。一方、奥さまはリビングにプロジェクターを設置して、映画を観たいと構想中なのだとか。
初夏を迎えるS邸。ふと見ると、縁側の軒下に幸せを運ぶといわれるツバメの姿が…。それはまるで、ご夫婦の新しい暮らしを祝福してくれているかのように思えた。
自然にとけ込む無垢の木の優しい存在感
ずっと心地よく暮らせる、わが家のかたち
Company Profile
株式会社サン建築工房
太陽の熱を利用したOMソーラーと
自然素材を使った家づくり
太陽熱で床暖房するOMソーラーやエコ住宅に早くから取り組み、地域木材（九州産）と自然素材を使った健康住宅にこだわってきました。ゼロエネ住宅や長期優良住宅も数多く手掛け、流行を追わず経年と共に味わいのある、丈夫で長持ちな家を造ります。
[住所] 福岡県北九州市小倉北区大手町3-1
[電話] 0120-362-732
[施工エリア] 福岡県全域
[設立] 昭和59年11月
[資本金] 2000万円
[従業員数] 12名
[許可・登録] 一級建築士事務所 福岡県知事登録 第1-21025号
一般建設業 福岡県知事許可（般-3）第59760号
宅地建物取引業 福岡県知事許可（9）第10104号
[保証] 住宅瑕疵担保責任保険
住宅あんしん保証 事業者番号0018693
日本住宅保証検査機構
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