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【福岡麺本2023-vol.12 】肉系×魚介の淡麗清湯スープに“白醬油”が芳醇な旨味を添える『かわのそば』

博多区中洲
かわのそば

中華そば「白醤油』800円/ナルトを中心に、豚バラ、豚肩ロースのチャーシュー2種、大判海苔などをトッピング。味付けには愛知県「ヤマシン醤油」の『白醤油』を使っている。中太麺の弾むようなコシもいい

 

肉系×魚介の淡麗清湯スープに
“白醬油”が芳醇な旨味を添える

 

中洲の細路地「錦小路」。ボワリと浮かぶ白提灯の元に客が続々と吸い込まれていき、その波は深い時間まで途切れることはない。ここは『かわのそば』。屋号の通り“かわ”(とり皮)と“そば”(中華そば)を柱に据えたラーメン酒場である。

開業してから約2年が経ち、同店の中華そばは“絶品の中洲飯”、“飲んだ締めの新定番”としても、しっかりと定着。その人気の理由には、いい意味で福岡らしくない真新しさはもちろんあるが、何より「豚骨派の人も虜になり、リピートする中華そば」であるからに他ならない。スープ、麺、具材、そして器も含めた供し方、とにかくすべてにこだわり抜き洗練の域に達している。

 

『中華そば汐』(850円)。塩ダレを合わせた淡麗系。あっさり味だが、奥行きのあるコクがある

 

麺メニューは、総称して「新・中華そば」と銘打った『白醬油』『醤油』『汐』の3種がメイン。醤油系のラーメンをウリにした店はたくさんあるが、カエシ(ラーメンダレ)を使い分け、“中華そば(醬油ラーメン)も選べる”メニュー構成になっていることが珍しい。未体験の新たなラーメンワールドへ、いざ!

 

 

“中洲飯”“飲んだ後の〆”の
新しい選択肢!

 

メニュー表にある『醬油』と『白醬油』は、同じ醤油ラーメンというジャンルでも、スープの色合い、味わいがそれぞれ異なる。前者は「松十醬油」「ジョーキュウ醬油」「ヒノヤマ醬油」と、福岡県の醬油蔵のものをブレンドした、ほんのりとした甘さのいいTHE中華そば。一方後者は愛知県「ヤマシン醬油」の『白醬油』をメインに使い“キレ”も程よく立たせている。

 

『中華そば 醤油』(750円)。ブランド鶏を主体とした肉系スープの中で、魚介乾物の香りと旨味もしっかりと感じる。麺メニューはすべて小石原焼の器に盛り付ける。ビジュアルも美しい逸品

 

 

また、麺はどちらも福島県「羽田製麺」の多加水麺を採用し、部位の異なるチャーシュー、柔らかいメンマ、ナルトなどを盛り付け。「〆には、天草産サバの削り節をこんもりとのせた『追い飯』をおすすめしています。中華そばの残ったスープをかけてかきこむと最高!」と、店長の佐野明さん。ラーメン1杯だけでも、焼き鳥のテイクアウト利用でも、もちろん大歓迎。

中州の夜の腹ごしらえ、また、ほろ酔いで〆麺を求め歩いている時は、「中州のど真ん中・錦小路に『かわのそば』あり!」をぜひ思い出してほしい。

 

鹿児島県産「さつま知覧どり」のガラ、豚のゲンコツ、背ガラ、宗田節などの旨味を凝縮したスープ。透明感の残る清湯(ちんたん)

 

『博多ぐる皮』は1本200円

 


SHOP INFORMATION ーーーーーーーー

かわのそば

[所]福岡市博多区中洲2-4-17
[☎]092-281-2020
[営]19:00~0S翌3:00(日曜18:00~0S24:00)
[休]なし
[Ig]@kawa_no_soba
[HP]https://www.hakata-food.com/kawanosoba/


※掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。

 

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