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【インタビュー】Fuku Spo – 福岡ソフトバンクホークス / 長谷川威展

長谷川威展(Hasegawa Takehiro・背番号59

 

現役ドラフトで開花
ホークスの首位ダッシュ支える
期待のリリーフ投手!

 

2年前のオフに始まった現役ドラフト。昨冬ホークスに移籍した長谷川威展は、プロ2年間で1軍登板11試合だった。それが、今季はすでにその試合数を超え、中継ぎの一員として躍動。ホークスに欠かせない左のサイドスローとして注目を集めている。    


 

新天地と古巣
北海道日本ハムファイターズへ
感謝伝える活躍を

現役ドラフトの指名がかかった時は、前所属の北海道日本ハムファイターズにもう少し貢献したかったという思いが湧き、複雑でした。本当ならプロに入れるような選手ではなかったので、その扉を開いてくれたスカウトの方には本当に感謝していて。恩返しできなかった悔しさはありましたね。正直、ホークスに入ることには不安しかありませんでした。単純に選手層の厚いチームに移って試合に出られるんだろうかと。そういう気持ちからスタートしましたが、自主トレもキャンプも〝自分のできることをやろう〞とある意味割り切って、周りの基準に合わせるのではなく自分の特徴や足りないところを理解した上で練習やマインドセットをするようにしました。自分の特徴は、左の変則で、左打者はもちろん、右打者も苦手にしていないところ。投球の配球が一辺倒にならない点もうまく活かしていきたいです。以前はコントロールに課題がありましたが、トレーニングからケア、ランニングまでをバランス良く取り組んだところ、昨年8月頃から徐々に自分の中で手応えを感じられるようになりました。それが今年の1軍出場にもつながっていると思います。
 今は与えられたところで力を発揮できるよう、しっかり準備することを一番大事にしています。予想外に勝ち星がついていますが、これは本当に野手と他の投手のおかげ。プロ初勝利(4月29日)は、2点を追う9回に登板し、その直後のサヨナラ勝ちなので舞い込んできた勝利でしたけどね。嬉しかったので、ウイニングボールにサヨナラ打を決めた柳田(悠岐)さんのサインをもらって、大事に自宅に飾っています。

 

30試合登板を実現させ
ホークスの優勝の一員へ

 中継ぎは気持ちがすごく大事なので、常に打者と戦うことを意識しています。調子の波はあるけど、きっちり抑えている投手は自分との戦いにまず勝って、対戦打者としっかり勝負している。そうじゃないと、気持ちのこもった球は投げられないと思うんです。それに気づかせてくれたのは、北海道日本ハムファイターズ時代に一緒に自主トレをさせていただいた宮西( 尚生)さんです。宮西さんはバランスよく練習しているし、一つひとつの積み重ねの大切さを教わりました。
ホークスはキャンプ中から雰囲気が良くて、すぐに馴染むことができました。ブルペンも基本的にはリラックスムード。津森(宥紀)さんや又吉(克樹)さんなどにとてもよくしてもらっています。将来的には、勝ち試合を任せられるような投手を目指しています。昨年までホークスに在籍していた嘉弥真(新也)さんの映像を見たりしますが、痺れる場面で左打者を抑えたり、ワンポイントでピンチをしのいだり。そういうところで投げたい気持ちが芽生えてきていますね。
投球回数が増えれば分析されてくるでしょうから、その中でどれだけ投げられるかが勝負。後半戦に向けて楽しみと不安が入り混じっています。目標は30試合登板ですが、7勝の方が現実的かな(笑)。
ホークスにはレジェンドの長谷川(勇也)さんがいたので、名前を覚えてもらうには下の名前で登録しようと思ったぐらいですが、下の名前も読みにくいので、〝たけひろ〞で覚えてもらえると嬉しいです。ホークスの一員として優勝に貢献できるように頑張っていきますので、温かい目で見守っていただけると嬉しいです。

 

長谷川選手のプライベートに迫るQ&A

Q.福岡に移り住んで数ヶ月ですが、お気に入りの店は見つかりましたか?
A.ちょっと渋めのお店が好きなんですが、いいなと思うとんかつ屋と焼肉屋は見つけました。北海道から来ましたが、福岡の食事は本当に美味しい。ホークスファンの方におすすめの店を教えてほしいです。

Q.行ってみたいエリアは?
A.糸島は結構有名ですよね。自然を感じられる場所というイメージがあるので、行ってみたいです!

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