【インタビュー】Fuku Spo – アビスパ福岡 / 小田 逸稀
DF 小田 逸稀(Oda Itsuki・背番号16)
5ゴール、5アシストを
達成して日本を代表する
ディフェンダーに
昨季、アビスパに完全移籍を果たし、キャリアハイとなる30試合に出場した。今季は開幕戦に先発するなど、21試合を終えて6位に着けるアビスパの大きな戦力となっている。そんな小田がリーグ後半戦への思いを語った。
満足はしてないが、
目標に向けていい位置
J1リーグ戦の半分となる19試合を終えて、7勝8分4敗で勝ち点29の8位に着けるアビスパ。チームが目標に掲げる6位以上に向けて、着実に勝ち点を積み上げており、後半戦のスタートとなった横浜FM戦でも勝利するなど、好調を維持しています。「今の成績に満足はしていませんし、している選手もいませんが、6位以上を十分に狙えます。今のアビスパはすごく走りますし、球際でも戦える。誰1人サボることがないので心強いし、良いチームですよ。横浜FMは優勝経験があり、以前だったら手が届かないような相手でした。でも今は、互角に戦えるようになりました。そんな相手が増えているのはいい傾向です。それも、アビスパらしい独自の戦い方を貫けていますし、どの相手もアビスパとの対戦は難しい試合になると思われているんじゃないかと思います」。
今季の小田はリーグ戦半分を終えた時点で12試合に出場し1ゴール、1アシストを挙げている。「個人として5ゴール、5アシストを目標にしていますが、半分を終えてゴールもアシストも1つずつ。目標に全然足りないので、後半戦はがんばります。ウイングバックやサイドバックの選手として考えれば、悪い成績ではありませんが、他の選手に負けたくない。目標を達成すれば、Jリーグアウォーズに呼ばれるでしょうし、リーグを代表するサイドバックになるためにも達成したい」
クロスやボール奪取を見てほしい!
考えてプレーしています
以前は直感的なプレーが目立っていたが、最近では考えてプレーする姿が増えてきた。どんなことを意識してプレーしていますか?「考えてプレーする部分は成長していると思います。若い頃は考えていませんでしたし、何を考えていいのかもわかりませんでした(笑)。今は、チーム戦術や求められているプレーがわかりやすく、自分の課題ややれることもはっきりしているので、考えながらプレーできています。それに、相手のプレースタイルや試合展開などを考えながらプレーできるようになりました。それもシゲ(長谷部茂利監督)さんのお陰です。僕の特徴を引き出してもらいましたし、ウィークポイントを理解した上で起用してもらっています。クロスの課題なども指摘されていますし、DFとして一番大事な失点
しないことと、そのためにどんなプレーをするかも教えてもらいました。
サポーターに見てほしいプレーは、クロス。アビスパにはウェリントンやシャハブ・ザヘディなどヘディングの強い選手がいますし、(佐藤)凌我も動き出してくれます。僕が質の高いクロスを上げれば、ゴール量産につながる。それにゴールも意識しています。守備では無失点に貢献すること。そのために、相手ボールを奪う回数を増やすので是非見てほしい」。
凌我のゴールをアシストして
2人で博多手一本をやりたい
東福岡高校時代の同級生、佐藤凌我とは仲良しで小田のクロスから佐藤のゴールという場面を多くのサポーターが期待しています。「わかっていますが……(苦笑)。昨季、凌我にゴールをアシストしてもらったので、そのお返しのアシストをしたいですね。そして、2人で博多手一本をできたら最高です」。
さらにACL(アジアチャンピオンズリーグ)への思いも語りました。「天皇杯で優勝してACLに出たいですね。鹿島でACLに出ましたが、今のアビスパならしっかり戦えると思います。このスタイルがアジアでどこまで通用するのか気になりますし、期待できると思いますよ」。
小田選手のプライベートに迫るQ&A
Q.最近買ったものは?
A.最新型のポルシェを契約して、今は納車待ちです。ポルシェの形が綺麗なところが好きですね。有名人になるのが夢で、今もその夢を追い続けています。
Q.オフの過ごし方は?
A.コーヒーが好きで、豆から挽いて飲んでいます。コーヒーを飲みながら本を読んだり、スマホを見たり。そんなのんびりとした時間が好き。実はミニマリストなんですが、家電にはこだわっていて、充実しています。バルミューダ、ダイソン、アップル信者なので(笑)。