【ふくおかさん家のうまかもん】『博多ブロッコリー』の生産者が語る福岡市内産野菜の美味しさ!~Produce of Fukuoka City~
福岡市で作ってます!!
人口165万人を誇る九州一の大都市・福岡市だが自然豊かな街でもあり、
さまざまな農林水産物の宝庫でもある。
『元岡トマト』『博多ブロッコリー』『博多かぶ』の生産者が語る福岡市内産の野菜の美味しさ!
【博多ブロッコリー🥦】
今夏の暑さを堪えた
茎まで美味なもっこり緑
11月上旬に福岡市早良区で開催された生産者と料理人をつなぐための産地見学会。
初めに「博多ブロッコリー』の圃場を訪ね、栽培にまつわる話や味の特徴をうかがった。
冬はさらに美味しくなる『博多ブロッコリー』
主に福岡市博多区、早良区、西区で栽培されている『博多ブロッコリー』。
パスタレストランとドレッシングで知られる『ピエトロ』のみなさんが参加した産地見学会に同行し、JA福岡市ブロッコリー部会部会長・高宮 太さんに話をうかがった。
福岡市内は気候が温暖でブロッコリーの生産に適しているそうだが、やはり今夏の気候には苦慮されたようだ。「7月に種をまき、1カ月ほどで畑に苗を植えますが梅雨明け以降は雨が降らず畑が乾燥しないようにするのが大変でした。そうかと思えば先日は豪雨で畑のあちこちに水たまりができて・・・今年は特に苦労が多かったですね。出荷できるのか心配になったほど。でも、今日が初出荷だったんです!品種が変わりながら3月くらいまで出荷していきます。ブロッコリーの品種には出荷時期の違いで「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」という名前なんですよ。今は「おはよう」ですね」。
すくすくと育った濃い緑色の花蕾。店頭で花蕾が紫色を帯びたブロッコリーを見ると「少し傷んでいるのでは?」と思ってしまうが実は違うとのこと。「寒くなるとエネルギーを蓄えようとして花蕾が紫がかった色味になり甘みが増していくんですよ。緑色が見栄えがいいので色が変わらない品種もありますが、これからが美味しくなるんです」。
街は賑やかで自然は豊か
福岡市の魅力を伝えたい
ブロッコリーの食べ方と言えば軽くゆでてマヨネーズやサラダにしてドレッシングを合わせるのが鉄板だが、高宮さんが美味しい食べ方を教えてくれた。
「オリーブ油と合うので、アヒージョなどにしてもいいですね。そして、『博多ブロッコリー』は茎が立派で美味しいんです。茎を細く切って炒めたり、キンピラにするのもおすすめですよ。ゆでたりチンしたりするだけでなく、様々な料理法で美味しく食べられます」。
茎がとても美味しいという話に反応したピエトロのみなさん。これまでにもサラダやサラダパスタなどにブロッコリーを使っていたが、茎をフィーチャーした新たなメニュー開発がその場からスタートしたようだ。「私たちは、育てたものが出荷されたあとにどう使われているかわからないので、飲食店さんとつながるのはとてもうれしいです。食べに行きたいですね(笑)」。
『博多ブロッコリー』を私たちが美味しく食べられるのは、地理的な利点もある。
「ブロッコリーは鮮度が落ちやすく傷みやすい野菜なので、私たちの畑と消費地が近いのはとてもいいですね。収穫したものをすぐにお届けすることができます。私たちのブロッコリーだけではなく他の野菜もそうなのですが、大消費地に採れたてを届けることができ、多くのみなさんに新鮮なものを食べていただくことができます。大きな街もあって自然豊かな場所もあるのが福岡市のいいところ。私たちは農業を通して福岡市の魅力を発信していきたいですね!」。
JA福岡市
ブロッコリー部会 部会長
高宮 太さん
福岡市出身。「消費者のみなさんや事業者の方に『博多ブロッコリー」の魅力が伝わるといいですね。ピエトロさんのドレッシングなら『焙煎香りごま』が最高!(笑)」
◆Instagramでも生産者さんや飲食店の情報をお届けしています!
うまかもん @umakamon_fukuokacity
※掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。