【フォトジェニックなパンさんぽ】大木町
「フォトジェニックなパンさんぽ」
昨年サイトオープンしたちくご「パンさんぽ」
筑後エリアは県内屈指の人気パン屋があつまる激戦区。
昨年はエリアのパン屋+市町村の魅力を発信!
今年は筑後15市町村のパン屋とフォトスポットを
パンさんぽ編集部が取材し皆様にお届けします!
<大木町編>
県道から少し離れた細い路地の先、静かな住宅街の中に『ベーカリーラモン』は佇む。木造家屋の1階が店舗になっており、ガラス張りの外観からは店内の様子を伺うことができる。

取材に訪れたのは平日のお昼ごろだったが、駐車場には入れ替わり立ち替わり車が入車し、満足そうな表情でパンを手にし、店を後にする数組の買い物客とすれ違った。その際、食パンを手にしたご婦人が「あなたここ初めて? 食パンは人気だからすぐに売り切れてしまうわよ」と、にっこりと教えてくれたのだった。

そのアドバイス通り、同店の人気ナンバーワンはふわふわ食感の食パン。当日はもちろん翌日に食べても美味しさが変わらないと評判を集め、予約して購入する常連客も多いという。

さて、いざ店に入るとスイーツショップのようにパンが並ぶショーケースが目に飛び込んでくるのだが、既に8割ほどが空っぽに。

「今日は朝からたくさんお客さんに来ていただいたので、もうあんまり商品が残っていないんですよ」と苦笑いするのは、店主の嶋添直美さん。佐賀市や筑後市のベーカリーで10年ほどパン作りの経験を積み、5年前にここ大木町に念願だった自身の店をオープンさせた。

「ご年配の方や小さなお子さん連れで来られる地元のお客さまが多いので、ソフト系の菓子パンや惣菜パン、サンド類を50種類ほど揃えています。週末は遠方から若い方が多く来ていただけるので、土日だけハード系のパンも用意しているんですよ」と嶋添さんは話す。中には大木町でとれたキノコやアスパラを使った惣菜パンなど、このエリアならではのパンがあるのも嬉しい。

嶋添さんは大木町の出身ではないそうだが、ここに店を構えたのは「筑後市で働いていた時に大木町に住んでいたのですが、その時に静かでいいところだな~と思ったから」とのこと。田園風景に臨む店の裏手には看板犬の「ボッジ」と「レイ」がのびのびと遊ぶドッグランも設けられ、一般客にも貸し出しをしているそう。

パンとコーヒーを味わいながら、愛犬がのびのびと走る姿を眺めるという幸せなひと時を過ごすのもおすすめだ。ただしパンは午前中で売り切れることもあるので早めに来店するか、予約をして購入を。
パンさんぽ編集部が
オススメするフォトスポットをご紹介📷
大木町の特産品と言えば、そう、キノコである。そんな町のシンボルとして誕生したのが、キノコを模したモニュメントの『黄昏きの子』だ。

哀愁ただよう姿と、なんとも言えないかわいらしさがSNSなどで「キモかわいい」「癒される」などと話題を呼び、その姿を写真に収めようと県外から訪れる人もいるそう。

キノコのモニュメントはこの他、町内に『プリけつ黄昏きの子』、『迷彩柄黄昏きの子』の合計3体が佇んでいるのだが、2022年に『黄昏きの子』以外の2体が持ち去られるという残念な事件があった。
その後どちらも復活を遂げて、3体とも町の中に鎮座して今日も人々の心を癒しているそうだ。

ちなみに『黄昏きの子』は『道の駅おおき」近くの橋の欄干に、『迷彩黄昏きの子』は西鉄八丁牟田駅近くの神社の境内、『プリけつ黄昏きの子』は県道23号線沿いの大木中学校前交差点近くに鎮座している。ぜひ町内を散策して、3体のキュートな“きの子さん”に会いに行ってみよう!
ベーカリーラモン
[所]三潴郡大木町奥牟田1189-3
[営]9:00~18:00(売り切れ次第閉店)
[休]火曜
[電]080-6478-9429
[P]8台
[instagram]@bakery_ramon
黄昏きの子
[所]道の駅おおき付近
[P]道の駅おおきをご利用ください