天然の魚介ダシ香る蕎麦店が生んだ中華そば『博多つけ麺　御〇屋』福岡市博多区

2019年12月16日 公開

約半世紀にわたって蕎麦店を展開する本石さんは、蕎麦の魅力を広めるためにジャンルにとらわれないメニュー開発を続けてきた。その一つが、蕎麦の出汁をベースとした麺料理が楽しめる『御〇屋』だ。

「安全な原料を使うこと、おいしいことは当たり前。そのうえで誰もが親しみやすい価格帯のお食事を届けることが私たちの身上です」と本石さんは語る。

「鶏とりそば」のスープや「つけ麺」のつけ汁は、鹿児島県枕崎産のカツオ節、サバ節、ウルメ節でとる蕎麦の出汁をベースとしている。天然の旨味を凝縮した出汁は、蕎麦店の命ともいえる宝物。毎朝、店舗で出汁を引いているため、鶏ガラなどとブレンドしても魚介の鮮烈な香りは残ったまま。

鶏のエキスを抽出した鶏油と蕎麦の出汁をブレンドしている「鶏とりそば」。魚介の旨味と鶏のコクが調和したスープは、弾力ある食感の中華麺と絡みがいい。鶏モモ肉とカリッと揚げた鶏皮のトッピングもよく合う👍

鶏とりそば　780円

つけ麺　760円

麺類はプラス100円で、糖質37％カットした「低糖質日本そば」にも変更することができる。健康を気にするお客様からの声から生まれた商品だそう。

「ニーズや時代に合わせ、お客様に喜んでいただくための努力は惜しみません」そう語る本石さんのあくなき挑戦は今もなお続いていく。

本記事は「福岡麺本2019」より抜粋して掲載しています。
https://www.fukuoka-navi.jp/23320