元気になれる島旅「長崎五島・福江島」。福岡から飛行機で45分先のバカンスへ①
わたしたちは真っ青な海を求めて、沖縄に行ったり海外に行ったりするけど、この場を借りて宣言します! 五島の海は、お世辞ではなく海外の海を凌ぐコバルトブルーの美しさがあると…。
長崎県の西側に位置する五島列島。大小140以上の島がある中で、今回出かけたのは五島列島の中で一番大きな福江島。福岡からはフェリー、または飛行機で行くことができます(五島列島の中で、福江島は唯一飛行機の離発着ができる島)。福岡空港から1日4便(プロペラ機で45分!)が出ているので、詳しくはネットで検索してね。
★━━━━----—————————————————————————
天然酵母でつくった自家製パンとスープで朝ごはん。8時から開いている『MAYA FACTORY』
始発の飛行機で福江島に着き、「お腹すいたぁ~」と最初に向かったのはジャムとエスプレッソの店『MAYA FACTORY』。こちらのお店では、モーニングを注文することができるんです。「今日は、レンズ豆と豆苗のスープです」と持ってきてくださったメニューがこちら↓
インスタ映えしてキレイでしょ?
2011年に神奈川県から戻ってきた福江島出身の杉さんご夫妻は、2017年に『MAYA FACTORY』をオープン。最近、福江島にUターンやIターンする人が増えているそうです。以前も福江島に行ったことがあるんだけど、移住者の影響なのか、以前に比べて福江島にカフェなどオシャレ系のお店が増えているような気がします。
「神奈川に住んでいた時は、取り寄せをしないとオーガニックの柑橘は手に入らなかったけど、福江島ではいろんなオーガニックフルーツを手頃な値段で気軽に入手できるから、おいしいジャムをつくる楽しみがあるの!」と杉さん。
12月中旬から5月にかけては柑橘、3月から6月ぐらいまではイチゴ、8月からはブルーベリーや“イクリ”というジャムが店頭にお目見えするそうです。
「えっ、イクリ?」
初めて耳にする言葉にもう一度聞き直すと、どうやらスモモの一種で福江島ではなじみのあるフルーツなのだとか。
試食で食べさせてもらったクリームチーズとイクリのジャムの組み合わせが最高! 提供しているジャムはもちろんすべてオーガニックなので、カラダに良し、お土産にも最適♡ スパイスも取り扱っていて、福江島でオシャレな土産を買って帰りたい人にもオススメ。
【TEL】0959-88-9123
【営業時間】水曜~土曜 8:00~11:00(月・火曜、日祝日休)
https://www.instagram.com/maya_factory/?hl=ja
————————————————————————-----━━━━★
日本で最初に“ルルド”がつくられた『井持浦教会』
長崎の教会の代表格といえば大浦天主堂ですが、五島にも歴史にまつわる教会がいくつもあります。五島といえば、かつて潜伏キリシタンが移り住んだ場所。禁教令が廃止された1873年(明治6年)以降、それまで抑圧されていた信仰の自由が認められた歓喜を表現するかのように、五島では次々に教会が創建されていきます…!
『井持浦教会』は、1895年(明治28年)に創建された五島で最初のレンガ建築による教会堂。ただ、当初の教会は台風被害に遭い、現在の教会は1988年に建てられた建築物です。
さて、タイトルにある“ルルド”という言葉。
どんな意味か知ってますか?
ルルドとは、フランスとスペインの国境となっているピレネー山脈の麓にあるフランス南西部の町の名前。聖母マリアの出現とルルドの泉で知られ、カトリック教会の巡礼地として有名ですが、1891年に当時の五島列島司教の責任者・ペルー神父が、バチカンにルルドの洞窟が再現されたと聞き、五島の信徒に呼び掛けて、1899年に日本で最初のルルドが福江島に誕生!
傍らに掘られた井戸は聖地・ルルドの聖水が混入されていて、この霊水を飲めば病が治ると伝えられているそうです。
【内覧時間】9:00~17:00(ミサや冠婚葬祭時は不可。その他、閉堂していることあり。休みなし)
【イベント情報】
椿咲く 心あたたか 五島(しま)の冬
「五島椿まつり」
「東の大島、西の五島」と並び称されるほど、椿の自生地として名高い五島。
幻の銘花「玉之浦」を生んだ五島では、古来より人々の生活に広く、深く、椿が関わってきました。今回26回目の開催となる「五島椿まつり」では、椿に関する展示、イベント、ツアーが盛りだくさん!椿色に染まった冬の五島に行ってみよう!
開催期間:2020年2/22(土)~2020年3/1(日)
お問合せ:0959-72-2963(五島椿まつり実行委員会)
http://www.gotokanko.jp/