【連載コラム】テトラの果てまでいってFISH!!~鬼がでた‼~#17
はい、週末アングラーいってFISHのお時間です。
この時期釣りモノもなく、アジが釣れたり釣れなかったりの中いかがお過ごしでしょうか?
ほんと、、、空振りに終わることが多い毎日ですが、今日は一味違いますよ!
今回の主役は「鬼」です!!
節分はとっくに終わったって?違います。コイツです!
では、場所から
佐賀県は伊万里市の造船所付近の波止?船着場かな。車横付け、水深深い、寒い冬の時期に最高の場所を見つけてしまいました。
当日も、沢山の車が止まっており、サビキ釣りをされていらっしゃる方多数。しかし、まったく釣れておりません…。暇だから付近探索
ウロチョロすると、いい感じの地磯!タイミングさえ合えば何でも釣れそうな場所です。
が、何も釣れません…。ジグ+エギ+サビキいろいろしたけど全く。
そんななか、、、
このおもちゃみたいな竿に、ブラクリ(錘と針がついたやつ)+餌用のサバをちょんとつけて放置しておりました。
30分ぐらい放置して、何もないのでちょっと、手繰ってみると、、、いきなり重さが
暴れるでもない。でも確実に重い。蛸?いやいや ぬお~っとでてきたのは
コイツです。
いや~ 凄いカタチしてます。
オニカサゴですね。
時期外れですが、高級魚としても有名なお魚。しかもでかい。余裕で30㎝はあります。
それ以上に有名なのが、毒を持つ魚として世間に名を馳せておりまして、背中の毒針に刺さると手がグローブほどになるらしい…。絶対刺さりたくない。
浅瀬にいる魚で、最盛期は夏場。踏むと大変なことになるお魚ですので注意してください。
あまり動かないお魚さんなので、体の周りに苔というか藻類が生えていることも珍しくありません。地元の方も来られましたが、初めて見たとのこと。
ペンチで口元掴んで、ハサミで背中の針をカットして持ち帰ります。
それでは恥ずかしながら、、、捌き方編。
簡単にカットしたので、刺さりはしないものの、、、まだ中には棘が残ってます。
持ち帰りましたが、、、生きてます。どちらかというと、海より元気。
こんな大きな、オニカサゴは初めて捌きます。時々跳ねますので手で持って捌いたら絶対棘さる…。仕方ないので、ペンチで頭持ちながら最初に、背中の棘を除去、続いてハサミでエラをカット。血を抜いてしまいます。そのままの勢いで、頭外して、内臓出して、肝は絶品らしいので丁寧に。その後、出刃包丁に持ち替えて大名でいいやと3枚おろし
こんなもんかな、、、結構大変。※この状態でも「頭」たまに動きます。(生命力半端ない)
底モノの魚は、皮がヌルヌルするので、どこ切っているか、いまいちわかりません。(笑)
ちなみに、オニカサゴって鱗ないんですね。皮も手で簡単に外れること知ってたら先に外しておけば良かったと後悔しました。
ほんとに美味しいの?
背側の身を「刺身」に、腹側は「からあげ」に、残ったアラは全部「みそ汁」の出汁にして頂きました。「肝」は日本酒入りで湯引きして、「肝醤油」
背骨周りも、カマの周りも、頭も全部鍋に入れて出汁。(エラとか胆嚢とかは抜いています)白濁して豚骨スープみたいになりました。
さすがの高級魚、フグでもない。アラでもない。が、恐ろしく美味い。「刺身+肝醤油」絶品です。
季節外れの大物に舌鼓を打ちつつ週末を楽しく過ごさせて頂きました。