好きっちゃ！ぼくらの資さんうどん その5『どんなときも「司令塔」を笑顔にする。仲間と家族とかしわうどん！』
印刷会社経営
日高 慶太郎さん
北九州市八幡西区在住
資さん歴25年
すきなメニュー
・かしわうどん
・かしわおにぎり
・ビーフカレー
故郷を離れてわかった北九州の味！
日高慶太郎さんのことはラグビー抜きで語れない。日高さんは小学校に入学する前、実家の前の遠賀川河川敷で週末に開かれていた「中鶴少年ラグビークラブ」に入った。父親がお母さんっ子で甘えん坊だった彼を心配したからだ。父親の思惑どおり、あっという間に日高さんはラグビーにのめり込んだ。「練習はとてもきつかったけれど、すごく楽しかった！」と懐かしむ。この北九州地区で最古参の強豪クラブの２学年上には、後に早稲田大学ラグビー蹴球部監督として２年連続全国大学選手権を制覇した中竹竜二さんがいた。日高さんは中竹さんに憧れ、高校や大学の進学先も決めた。「ラグビーがしたいからがんばったようなものです（笑）」。ラグビーとともに駆け抜けた少年時代だった。
東京での学生生活がスタートした矢先、地元の親友から連絡が入った。「近所にできたうどん屋がとても旨いけ、今度帰省した時に連れてっちゃる」。東京での食事に馴染めずにいた時だった日高さんは、その夏帰省すると真っ先に親友たちとそのうどん屋へ行った。それが『資さんうどん』永犬丸店だった。当時は幹線道路などなく、金山川沿いに開発が進む中での開店だったようだ。
「これが北九州のうどんだ！と思いましたよ。本当に美味しいと心の底から思ったので、よく覚えてるんです。しかもよく仲間と飲んだ後の遅い時間にお店に行って騒いでいました。お店の方にはご迷惑かけたかもしれません（笑）」。東京で就職しても帰省するたびに地元の仲間と永犬丸店へ行き、必ずかしわうどんとかしわおにぎりを食べた。今でも、かしわと出汁の絶妙な味加減が大好きなのだそう。「ほどよく煮込んだかしわとモチモチの麺に絡んだ出汁が本当に美味しいですよね」。仲間内では『資さんうどん』のビーフカレーも、ボリュームがあって〝本格的なカレー〟と大人気らしい。日高さんも最近のお気に入りメニューで、「ちょっと奮発したいときはカツカレーです！」と爽快に笑う。
27歳で結婚した日高さんは、家業の印刷会社を継ぐためにUターンした。『資さんうどん』があちこちに開店していてびっくりしたそうだが、仲間と行くのは変わらず馴染みのある永犬丸店だったそう。社会人になっても東京や福岡でラグビーの強豪クラブに30代半ばまで相変わらず通い続けた。
いつでもどこでも頼れる『資さんうどん』
その日高さんもいまや３人の良き父親。男の子２人は「中鶴少年ラグビークラブ」に入っている。「２０１５年のラグビーW杯の五郎丸フィーバーで、当時小学３年生だった長男も〝僕もラグビーしたい〟と始めたんですよ（笑）。昨年のW杯も家族で観に行き、大歓声に沸く大きなスタジアムでみんな大興奮でした！」と、とてもいい思い出になったそう。 実は、日高さんは子育てが少し落ち着いた40歳から「中鶴少年ラグビークラブ」で指導している。「毎週土曜日は練習。ときには日曜日に試合があります。練習後などに家族で資さんうどんへ行くと、決まって長男は肉うどん、次男と長女はきつねうどんで、みんな必ずかしわおにぎりを頼むんですよ！東京出身の奥さんはごぼ天うどん。おでんもそれぞれ好みが違って皆でワイワイよく食べます（笑）」。
平日は、営業の最前線で多忙を極める日高さん。「いつのまにか北九州のソウルフードと呼ばれるようになった資さんうどんは、仕事途中にいつでもサクッと食べられるから本当に助かっています。メニューも豊富になったのに、やっぱりかしわうどんになることが多いんですよね（笑）」。
長年ラグビーチームで、司令塔であるスクラムハーフを担ってきた日高さんは、ラグビーの魅力を「ONE FOR ALL, ALL FOR ONE.」と教えてくれた。『資さんうどん』で英気を養い、家族や仕事でも司令塔としてタフな毎日を乗り切っている。
好きっちゃ！ ぼくらの資さん
その2 『ライブにこだわる舞台人も虜にした肉ごぼ天うどん！』
その3 『資さん愛に溢れる姉妹を虜にした、 かしわうどんと焼うどん。』
その4 『福岡生まれ看護師ママのエネルギー源は肉ごぼ天うどん！』
株式会社資さん
幸せを一杯に。
いつの時代も、どんな場所でも「最高の一杯」をお届けし、
一杯を通じて幸せを分かち合います。
資さんが目指すこと
北九州を中心に、1976年創業の人気うどん店「資さんうどん」を展開している株式会社資さん。私たちは資さんの伝統をさらに進化させ、常に本物の美味しさへの挑戦を続けます。「この街に資さんがあってよかった！」と、すべての地域の方々に思っていただけるように、皆さまに元気とぬくもりをお届けします。