【週刊PCタイムス】暑くなるこれからの季節・・・パソコンの熱暴走にご注意ください！

2020年05月29日 公開

いつもご覧いただきありがとうございます！

最近は汗ばむ陽気になってきて、扇風機が欲しいと思う日も増えてきました。

気温が上がってくると懸念されるのは「パソコンの熱暴走」です。

本日は熱暴走を防ぐために、デスクトップパソコンの冷却機能についてまとめてまいります。

これからパソコンご購入検討の方も、既に所持している方も是非、今年の夏を

乗り切るために対策してまいりましょう。

排熱の仕組み

デスクトップパソコンの排熱は、ケースの仕組みにも依存してきます。

エアフローと排熱効率がより計算されている製品もあり、

ケース選びの際にも重要なポイントの1つとなっております。

一般的にデスクトップパソコンの吸気口は前面にあり、背面から排出するという

構造になっています。その為、前面パネルに埃が吸着しやすいデメリットがあります。

吸気・排熱での天敵なのが「埃」ですが、こちらも対策をしておくに越したことはありません。

埃の対策

定期的なクリーニングで埃を除去するのが一般的な方法になっております。

しかし、PCの設置場所などによってはどうしても埃が付着することが多く、

定期的なクリーニングも手間になってしまうことが多いです…。

そうしますと、クリーニングの手間を軽減しより効率をよくする必要が出てまいります。

そんな時に役に立つ製品が「フィルター」です。価格も比較的お手頃で、

装着するのも通常のケースファンとは違い非常に簡単なので、手軽に装着することが可能です。

様々な種類がありますので、どのような製品を選べばいいのか不明な方や

パソコンのお掃除に関することは、アプライドスタッフへお気軽にご相談ください！

ファンの吸気と排気

せっかく熱暴走対策にファンを増設しても、吸気と排気の向きがわからないと

本末転倒となってしまいます。

装着する際は、しっかりとファンの風向きを見る必要があります。

それでは次に、ファンの風向きについて確認してまいりましょう。

ファンには通常、空気の流れとファンの回転方向が小さく記載されております。

この製品の場合「ファンの回転方向は↑」「空気の流れは→」ということになります（参考：OWL-FE1225LL-WH）

一般的に、メーカーロゴやシールが貼られていたり配線が見えるほうから空気が

出てくる（排熱）側となります。現在販売されているファンのほとんどがこのようになっております。

ケースファンの大きさと種類

ミニタワーやミドルタワー型のPCケースでは「縦横12cm 厚さ2.5cm」が最も多く採用されております。

ケースファンを取り付ける位置のネジ穴より少し外側を測ってみると、

どのサイズのケースファンを購入すれば良いかがわかります。

大きさの他にも注意すべきなのは、そのファンの性能です。

同じ大きさで同じ構造であれば、回転数（RPM)が高いほど風量が大きくなりますが、

その分騒音が増えてしまいます。

※風量はCFMで表記されていることが多いですが、表記されていない場合もあります。
騒音が気になる方は「静音」と表記されているファンを選択すると良いです。

また風量のコントロールをして「暑さの厳しい夏場だけ風量を最大にし、

冬場は騒音を抑えるために風量を下げる」という方法もあります。

風量のコントロール

ファンのコントロールは「電圧方式」「パルス方式」の2種類があります。

PWMのファンはパルス信号に対応していないコネクタに接続して使用することも可能です。

ただし、この場合パルスによるファンのコントロールはできません。

電圧方式の場合「電圧を下げることによりファンの回転数を低く」調整します。

ですが、ファンが回転するのに必要な電圧を下回ってしまうとファンの回転は

止まってしまいますので注意が必要です。

また、ファンの回転はマザーボードの「BIOS設定」で調整できることもあります。

LED搭載ファンで外装を更に綺麗に

パソコンをLEDで飾って綺麗に魅せる「ドレスアップ」を行う際にも、ケースファンは活躍します。

光らせ方や色合いは様々ありますが、排熱を兼ねることができるので非常に有効です。

単色タイプなどありますが、ケースファンを選ぶ際にこちらも検討してみますと

より一層楽しくなることかと思われます！

これからの季節、増々気温が上昇してきます。

パソコンも是非夏場対策を行い、お仕事も趣味も快適にお過ごしください！