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リノベとオーダー家具を同時に提供するサービスとは…!?【ケイチクリノベ】

 

デザイナー&家具作家/スタンプファニチャー
土井 純平

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建築設計/(株)イン&エムスクエア
市﨑 信寛

 

 

【晩節の居間】定年を迎えて家で過ごす時間が長くなった夫婦が、子どもや孫たちを迎えて快適に過ごせる空間をつくりたいと相談を受けてつくりあげた「晩節の居間」。断熱を兼ねた内障子に合わせて家具のデザインを調整したり、吹き抜けにして丸太梁を露出させる市﨑氏のアイデアに対し、3連の照明をインテリアの軸とする土井氏のプランが生まれるなど建築家とインテリアデザイナーのセッションというべき空間に仕上がった。

 

 

京都郡、築上郡、豊前市、行橋市がある京築(けいちく)地方には、今も古き良き田舎の風景が広がる。先祖から土地や家を受け継ぎ人々は営みを続けているが、断熱がない、間取りの使い勝手が悪いなど昔ながらの家は現代人にとって住みづらさもある。家の構造や性能、デザインをリノベーションで向上させて若い人にとっても住み心地の良い家をつくりたい。美しい田舎の風景を守って地域に貢献をしたい—。そこで始まったのが、オリジナル家具やオーダーメード家具の製造などインテリア全般を扱うスタンプファニチャ―とイン&エムスクエア設計事務所による、リノベとオーダー家具を同時に提供するサービスだ。

 

 

新築やリノベは住宅会社に、家具選びは施主が行なうのが一般的だ。では、家具職人が設計の段階からチームに加わることでなにが変わるのか?それは、家具を置いた時に天井、床、建具など空間の中ですべてが調和するよう各部分で使う材木を選んだり、照明の電源の位置や家具を取り付ける際の下地の有無など、家具の設置に関わる建物側の工事をすべて任せることで依頼主の手間を軽減。暮らしに最適な空間をつくり上げることができる。長年建築業界にいる市﨑さんも「土井さんが現場に入ることで、内装の着地点が明確になり、建築と家具が響き合う空間が生まれたと実感しています」と話す。ホームページには、ふたりが手がけたこれまでの施工例と作品を随時更新!早速見てみよう。(ホームページはこちらをクリック!

 

 

イン&エムスクエア施工例

 

 

スタンプファニチャー作品例

 

 

Profile

スタンプファニチャー 市﨑 信寛さん × (株)イン&エムスクエア 土井 純平さん

 

 

土井 純平さん
1979年、宗像市育ち。田川高等技術専門校 木工科を修了後、大分県にある別注家具工房と北九州にあるインテリアショップにて勤務。インテリアショップではオリジナル家具のデザインと製作を手がけ、2015年にカフェを併設したショールーム「スタンプファニチャー」を開業。ケイチクリノベの問い合わせ先にもなっている。

 

市﨑 信寛さん
1981年、福岡市生まれ。小学生の頃よりみやこ町で過ごしたことで、地域の経済活動というものを意識する。県内の工務店で設計や現場管理業に携わり、2016年に建築設計事務所「イン&エムスクエア」を設立。建築デザインを地域木材普及の1つの手段と捉え、主に住宅の新築やリノベーション、店舗の設計・施工を行なう。


ケイチクリノベ
住所:福岡県豊前市久路土876-1-3(旧黒土郵便局)
電話:0979-53-9520(スタンプファニチャー内)
10:00~18:00(水&木曜はご予約のみ対応)
https://keichikurenove.com/

 

 

*本記事は
「フクオカリノベ 2020 no.04」より抜粋して掲載しています。
https://www.fukuoka-navi.jp/51879

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