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Fuku Spo – アビスパ福岡/井原 正巳

井原 正巳(Ihara Masami)/監督

厳しさを持って、シーズンをスタート。

今シーズンはJ2優勝、そしてJ1に昇格するというチームの目標をしっかりと掲げ、そのために厳しさを持ってスタートしました。チーム全員がそういう意識を持って、開幕までにしっかりといい準備をするために日々ハードなトレーニングを重ねてくれています。新しいメンバーも多く入り、一からのスタートという形でシーズンをスタートしました。

私自身、アビスパで4年目の監督を迎えるシーズンです。昨シーズン、J1昇格プレーオフに進出しながら昇格を逃した悔しさを晴らすのは、今シーズンの目標を達成するしかないと思っています。そのために、新しいメンバーと昨年からいるメンバーがひとつになって目標を達成し、シーズン終了後にサポーターのみなさんとともに笑えるようにしたいと思います。

 

ボール保持率を高め、相手の守備を崩す攻撃も。

今年はあえて「優勝」という言葉をチーム一人ひとりに伝えていますし、優勝するために何が必要で、何をしなければいけないのかを意識してもらいたいです。目標達成が甘くないことは重々わかっていますが、J2リーグチャンピオンを目指す気持ちを忘れず、いろんなものを乗り越えていきたいと思います。

私がアビスパに来て3年間やってきたチームのベースにあるものは継続します。昨シーズンで言うと、『全員でハードワークしてゴールを守る』という守備です。一方で、得点を増やすことができないのが昨シーズンからの反省点です。点を取って勝ち切る、突き放すというゲームをしつつ、チームのスローガンである勝ちにこだわる試合をすることが重要になります。

まず試合のできるコンディション作りからはじめ、チーム力を高めてきました。多くの選手が昨シーズンから変わったなかで組織力を高めないといけませんでした。簡単に攻撃の形が作れるわけではないので、トレーニングを通じてメンバーの組み合わせやフォーメーション、ポジション適性を含めて開幕までに整理します。もちろん開幕してからもチーム力は上げていかなければなりません。

攻撃の質の高い選手が加わってくれたので、そこを生かしていきたいと思います。トゥーリオは足元の技術もあり、ボールも収まるので経験も含めて期待しています。彼をどう生かすかはトレーニングで高めていきたいです。ドゥドゥやユ・インスも加わり、攻撃陣の競争は選手たちが一番感じていると思います。それが攻撃陣はもちろん、チーム全体の攻撃力アップにつながればと思います。どんなにいい選手でも1人で点は取れません。チームとして点を取る形を多くつくることが大事だと思っています。

守備は私の哲学として全員でやることが基本です。それをトレーニングから徹底して行くことが堅守につながります。新メンバーにもそれを理解してもらい、守備から攻撃にしっかりとつなげていきたいですね。ボールを奪わないと攻撃できませんので、いかにボールを奪うのか?から始まり、マイボール時の動きの質を高めたり、ボールを保持する時間を増やしたり、そこから相手の守備を崩すバリエーションを増やしていかないと、J2で優勝してJ1に昇格するという目標は達成できないと思います。去年はセットプレーやカウンターなどが我々のストロングポイントでしたが、ボールを保持して崩すことも保持率を含めて高めてプラスアルファしていきます。さらに個の力を生かせる攻撃の形を作ることが得点力アップにつながると思います。

 

一体感を持って戦いますので、レベスタで一緒に戦ってください。

今年はJ2を優勝してJ1に昇格するという強い覚悟を持って、チーム全員でシーズンをスタートしました。この目標に向かってサポーターのみなさんと一緒に最後まで戦っていきたいと思います。昨シーズンはホームゲームでの勝率が悪く、サポーターに悔しい思いをさせてしまいましたので、今シーズンのホームゲームは全部勝つつもりですし、そのために一戦一戦いい準備をして戦いたいと思います。今シーズンもみなさんの熱い声援をよろしくお願いします。

 

編集部からのおまけの質問。 行きつけの店、教えてください!

よく行くのは…「ボンラパス」です(笑)!単身赴任なので自宅で夕食を食べるときはいつも買い物に行きます。もちろん、ボンラパスのBカードも持っていますよ。決まった額を買い物をすると500円分のお買物券が出てくるじゃないですか。あれが嬉しくて(笑)。食事に行くときは、「味市 春香」が多いですね。ここは現役の頃から通っています。いつも旬の食べ物が楽しめ「イカシュウマイ」や「山芋鉄板」が美味しいですよ。今の季節だと鍋がめちゃくちゃオススメです。スタッフ会議でも利用することが多いです。焼肉だと「彩稟(さいりん)」にも行きますね。魚だと「磯貝」ですね。自然と行く店が決まってきました。

※シティ情報Fukuoka 2018年3月号本誌掲載

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