【福岡パン】ドイツで100点満点獲得!『リープリング』が移転OPEN!
本場ドイツで100点満点と讃えられたドイツパン職人の新天地をご紹介します。
ドイツパンとワインの店『リープリング』が北九州に移転オープン!
本場顔負けのドイツパンで有名な『リープリング』が、先月7月17日、東区三苫から北九州八幡西区に移転リニューアルオープンした。
場所はマンモス団地に隣接する商店街の一角。周りには北九州で有名なフレンチや人気パティスリー、名物ラーメン屋など「街の名店」が集っている。
切り盛りするのはオーナーシェフの原武冴子さん。全店舗から数えて今年で5年目を迎えた『リープリング』の新天地は、なんと原武さんが生まれ育った故郷。移転オープンを心待ちにしていた近所のパン好きはもちろん、友人、知人、さらには、移転前からの熱狂的なファンが、連日やってきているそうだ。
主役は365日食べても飽きない。料理と相性抜群のスタンダードな食事パン
『リープリング』原武さんが焼き上げるドイツパンの主役は、本場仕込みのスタンダードな食事パン。
3年間、ドイツのベッカライで単身修行し、ドイツのパン職人として国家資格を取得。本場の製法をそのままに、自家製サワー種を使って、毎朝一つひとつ心を込めて焼き上げられるパンには特別なおいしい気配が漂っている。
昨年には、本場ドイツのパン職人が参加する、権威ある品評会に7種のパンを出品。なんと7種すべて100点満点という、前代未聞の栄光に輝いた。日本人女性のパン職人が成し遂げた快挙の噂は瞬く間に広がり、ドイツメディアがわざわざ福岡まで取材に来たほど話題を呼んだ。
ライ麦と自家製サワー種が生み出す、まろやかな酸味のおいしさのとりこに!
おすすめは食事と合わせることで、ライ麦ならではの味わいが楽しめるスタンダードな食事パン。
「プライスターラー」(1ホール520円、ハーフ260円)。ライ麦75%配合。原武さんが一番大切にしているパンのひとつ。うす皮カリッと、中はもっちり、しっとり。マイルドなライ麦の酸味がクセに。一度たりとも同じ顔つきにならない割れ目の入り方が印象的だ。
『フランケンライプ』(1ホール540円、ハーフ270円)。ライ麦75%配合。黒っぽい生地の中にはスパイスが練りこまれている、香り高いパン。溶かしたチーズに白ワインの組み合せが最高!
「メアコンブロート」(1ホール600円、ハーフ300円)。ライ麦30%配合。オーツ麦、ヒマワリの種、ゴマ、亜麻仁入り。厚めにカットして、生野菜とチーズを豪快に挟むのがおすすめ。
「ライ麦パン」(ハーフ380円)ライ麦100%。健康に気を使っている人におすすめ。生地にヒマワリの種とゴマが入っていて、噛むほどにおいしさが深まる。バター、チーズ、スモークサーモンを合わせつつ、ビール、白ワインとぜひ一緒に!
お酒好きならぜひ試してみてもらいたい、おつまみにぴったりの一品「キャラウェイシードの塩パン」(180円)。
ビギナーはもちろん、酸味がたったドイツパンが苦手という人も、きっと『リープリング』のドイツパンなら大丈夫なはず。
パンの特徴やおすすめの食べ方が書かれたフライヤーにしっかりと目を通して、原武さんに好み伝えたり、相談しながら、ぜひいろいろなドイツパンのおいしさにチャレンジしてみてほしい。
目指すは、ドイツパンとワインの組合せが味わえる「パン&ワイン屋」
「私がドイツで感動した本場のドイツパンとドイツワイン。この二つの食べ合わせの美味しさをたくさんの人たちと一緒に楽しみたくて! 酒販免許を取得して、こんなワイン販売スペースまでつくっちゃいました。周りからは『ただ自分が飲みたいだけでしょう』なんて茶化されるんですが、確かに半分は当たってますかね(笑)」。
新天地には特別なワインスペースを併設。レンガなどこだわりの内装とインテリアで設えられた空間は、まるで現地の洞窟の中にあるワイン貯蔵庫に入ったかのような雰囲気。肝心のワインは現在直輸入中(秋頃にはドイツから到着予定)なのでしばしお待ちを。
「もっともっと本場のドイツパン、特に食事パンを極めて、ドイツワインとの組み合わせで広がるおいしさを届けていきたい。品数を絞ってでも、より深く!より濃く!そこにドイツのハムやソーセージなんかあったらもう最高なんですけどね(笑)。そこまでイケるように頑張ります!」。
『リープリング』の第2章のテーマはドイツパンとワインの文化を育む「パン&ワイン屋」。ドイツワインを片手に、樽の上のドイツパンをつまみながら、ワインとパンを品定め…なんていう、、「扉の向こうはドイツ」的なオンリーワンのパン屋になりそうだ。
Liebling(リープリング)
住所:北九州市八幡西区光貞台1-1-10
電話:093-482-6057
営業時間:10:00〜18:00(売り切れ次第終了)
定休日:日・月曜
facebook @Baeckerei.Liebling
掲載の内容は2020年8月取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。