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【記者会見】宝塚歌劇花組公演『あかねさす紫の花』『Santé!!』明日海りお&仙名彩世

先月まで東京宝塚大劇場で上演された『ポーの一族』で主演を務めるなど注目を集める花組トップスター明日海りお(あすみりお)率いる宝塚歌劇団花組が博多座に登場! 万葉ロマン『あかねさす紫の花』レビュー・ファンタスティーク『Santé!!~最高級ワインをあなたに~』が5月4日(祝)より上演される。『あかねさす紫の花』は、中大兄皇子(なかのおおえのみこ)、大海人皇子(おおあまのみこ)の兄弟が女流歌人・額田女王(ぬかたのおおきみ)を巡って繰り広げる愛憎劇で、1976年の初演以来度々演じられている名作だ。博多座では2002年ぶりの再演で、明日海りおらメインキャスト3役の役替りも大きな話題に。また、昨年宝塚大劇場・東京宝塚劇場で好評を博したショーにも期待が寄せられる。チケットは完売となっているが、博多座で上演される宝塚歌劇公演としては初めてのライヴ中継も開催!(詳細は下記にて)

(左から)花組トップスター・明日海りお、娘役トップスター・仙名彩世(せんなあやせ)

明日海さんは中大兄皇子と大海人皇子の役替りをどのように演じられるのでしょうか。また、仙名さんは額田女王にどんな想いをお持ちですか?

明日海:下級生の時に出演した際は、主演が大海人皇子で1人の女性を想う姿がステキだなと感じていたのですが、今回の役替りにあたり先輩方が演じられてきた公演を観る中で、中大兄皇子からは国を背負う男のかっこよさを感じて。両役ともに魅力的だと思いました。2役をただ対称的に演じるのではなく、ほかの演者とのコンビネーションを出せるようなお芝居ができたらいいなと思っています。

仙名:この作品に関われるということと、額田女王を演じさせていただけるのを大変嬉しく思っています。2役を演じられる明日海さんと密なお芝居ができることでたくさん勉強をさせていただくと思いますし、丁寧に作り上げていきたいです。

 

役替りはエネルギーを要するものでしょうか。

明日海:過去に何度か経験があるのですが、自分で稽古する分にはいくらでもできるんですけど、全員で通す稽古の分量としては半分になってしまうので、集中力が必要とされます。また、もう一人その役をする人がいるということになるので、自分にしかできないその役をお届けしなければという気持ちはより強いです。覚える量は倍になるので大変ではありますが、お客さまに両パターン観たいと思っていただけることはとても嬉しいですし、同じ作品を異なる役の視点から見ることで作品と役を深められるので、今回も勉強をさせていただきたいと思います。

 

-花組の13年ぶりの公演にチケットも完売です。どのような心境ですか?また、ライヴビューイングについてもお聞かせください。

明日海:普段から皆で博多座に行きたいと話をしていたんです。全国ツアーの時は2、3日と滞在も短いので、長く公演できたらいいなと。博多座への強い想いがあったので、今回来ることができて、すごく勝手ですが「あぁ両思いだ」と思っています(笑)。ライヴビューイングでも多くのお客さまに観ていただけるのはとても嬉しいです。今回はAパターンBパターンと2回ありますので、よかったら両方観ていただきたいです。ショーも大画面で見ていただけたらさらに盛り上がれる内容だと思います。

仙名:花組生には九州出身者も多く彼女たちにとっての凱旋公演にもなると思います。ライヴビューイングでは、博多座まで来られない方々も映画館から応援してくださっていると思うと幸せです。「顔がすごくアップになるんだよ」とよくファンの方から言われます(笑)

明日海:私たちも見たことないからね(笑)

仙名:どんな風に映るのかなと心配です(笑)

『ポーの一族』からガラっと内容が変わりますが、公演ごとの気持ちの切り替えはどのようにされていますか。

明日海:私も「いつもどうやって切り替えていたんだろう」と思いながらなんですけど(笑)、その公演の稽古初日に集合すると、自然と皆その顔つきになっているというか。髪形やメイクなど、その役柄を意識した出で立ちになっているので、自然と気持ちも変わってきます。あとは実際に読み合わせをしていると世界観が広がって、立ち稽古でどんどん動きやセリフを覚えていくので、今回も大丈夫(笑)、と信じたいと思います。

仙名:一つの公演が終わるといつも寂しい気持ちですが、新しいものが入ってくるとどんどんそちらに染まっていくので、「これを今やらなければいけない!」という使命感もありますし、自然と切り替えられていくものと思います。

『Santé!!』は元花組トップスターの安寿ミラさんが振付をされたシーンもありますね。

明日海:大先輩の安寿ミラさんの“THE男役”、そして“可憐な娘役”という感じで激しい場面もありますし、フィナーレの黒燕尾シーンも以前『Cocktail』というショーで先輩がされた思い出があるものなので、花組としては気合いを入れ直して稽古に取り組み、前回公演よりさらによくなったと言っていただけるようなショーにしたいと思います。

仙名:宝塚の愛がすべて注ぎ込まれていると感じます。一つひとつの場面で多くの出演者に見せ場があり、何よりも楽しいと思いながら皆公演していたのが印象に残っています。こういうショーを観たかったとお客さまに言っていただいたことも私たちのモチベーションになっているので、もう一度アツい公演をできたらと思っています。

 

-ショーの中での見どころは?

明日海:黒燕尾のシーンやデュエットダンスシーンもお気に入りですが、博多座ではプロローグシーンでお客さまと一緒に「Santé!!」(乾杯)ができるかと思うので、いつもより近い距離感をぜひ楽しんでいただきたいです。お客さまにも参加していただいて、会場が一体となって盛り上がる舞台にしていきたいです。

博多座5月公演 宝塚歌劇花組公演

万葉ロマン『あかねさす紫の花』
作/柴田 侑宏 演出/大野 拓史

レビュー・ファンタスティーク『Santé!!』~最高級ワインをあなたに~
作・演出/藤井大介

 

日時 5月4日(金)~26日(土)
【役替りA】5月4日(金)~15日(火)
大海人皇子/明日海りお、天比古/柚香光、中大兄皇子/鳳月杏

【役替りB】5月16日(水)~26日(土)
中大兄皇子/明日海りお、大海人皇子/柚香光、天比古/鳳月杏

会場 博多座
料金 ※予定枚数終了
問合せ 092-263-5555(博多座電話予約センター10:00~18:00)
http://www.hakataza.co.jp/lineup/h30-5/index.php

※スケジュールなど詳細は問合せまで

宝塚歌劇花組博多座公演ライヴ中継

日時
【役替りA】5月12日(土)15:30~
【役替りB】5月25日(金)15:30~

会場 TOHOシネマズ天神、福岡中洲大洋映画劇場、ほか全国各地の映画館

料金 4300円(全席指定)※一般発売期間は実施日により異なる。

【役替りA】4月28日(土)11:00~5月11日(金)12:00
【役替りB】5月3日(木・祝)11:00~5月24日(木)12:00 

問合せ 0570-02-9111(チケットぴあインフォメーション音声認識24時間対応、オペレーター対応10:00~18:00)

https://www.tca-pictures.net/live_180512_akanesasu/

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