【映える鹿児島旅】圧倒的な色彩美と繊細さ!100年の時を経て現代によみがえる薩摩切子
世界文化遺産に登録されている「尚古集成館」に隣接するレトロな洋館は、鹿児島を代表する伝統的工芸品「島津薩摩切子」のショップです^^
薩摩切子とは、江戸時代に生まれたガラス工芸品で、薩摩藩主・島津斉彬(しまづなりあきら)が海外への輸出を目的に製造を始めました。明治初期に製造が途絶えてしまいましたが、希少かつ高い技術を誇る“幻の工芸品”と呼ばれた薩摩切子を復活させるため、1985(昭和60)年に薩摩ガラス工芸が設立されました。その直営店がここ「磯工芸館」です♪
ショップとなる建物は、1909(明治42)年に建設された国の登録有形文化財を利用しています。では早速、店内におじゃまします〜♪
店内は2019年8月にリニューアル。陽光がたっぷりと降り注ぐ店内で、宝石のように光り輝く薩摩切子をゆっくりと鑑賞できるようになりました☆
当時の薩摩切子は100点余りしか現存していないそう。
伝統を絶やさないために、復元品をはじめ、現代風にアレンジを加えた「創作」シリーズ、シックな雰囲気が魅力の「思無邪」シリーズなども展開。より幅広い世代から愛される作品になりました^^
水墨画のような絶妙な色の濃淡は“ぼかし”と呼ばれ、薩摩切子の最大の特徴なのだそう。ガラスを削る深さでグラデーションが変わるため、0.1ミリの誤差も見逃せないのだとか!鍛錬を積んだ職人だから成せる技ですね。
このワイングラスはNHK大河ドラマ「西郷どん」に登場した逸品!当時のデザインを復元したと思えないモダンでおしゃれなグラスですね^^
こちらは、鹿児島の移りゆく自然の美しさを表現した「二色衣」シリーズ。
手前の「ルリ金赤」は、夕焼け空に映える桜島をイメージした作品です^^
2020年11月からは入門編にぴったりの猪口「れん」(14300〜17600円)も仲間入り。
鮮やかなカラーリングは、南国の鹿児島らしい色彩ですね^^
薩摩切子を使ったネックレスやイヤリングもありましたよ♪
天井を見上げると薩摩切子のライトを発見!
1つだけハートモチーフのものがあるので、探してみてくださいね。
時間に余裕のある人は、ぜひ、併設の工場で薩摩切子の製造工程を見学してみてください♪ガラスの成形から加工の様子まで、職人の技を間近で見られますよ^^
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[所]鹿児島市吉野町9688-24
[☎]099-247-8490
https://www.senganen.jp/food-shopping/shimadzu-satsuma-kiriko-gallery-shop/
○ 来県される場合は、「新しい旅のエチケット(https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001365079.pdf)」を十分に御理解いただき、体調管理をしっかりした上で、手洗いやマスクの着用、人と人との距離の確保など基本的な感染防止対策を徹底していただくようお願いします。
掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。