【Go to KAGOSHIMA TRIP!】絵画を見て ピュアな気持ちを思い出そう! 3/25 (金)に 「生誕100年 山下清展」が鹿児島からスタート
「日本のゴッホ」と呼ばれている画家を知っていますか?
その人は、誰かというと・・・、
山下 清さん!!
かつてテレビ や映画 でドラマ化された 『裸の大将放浪記』 の主人公で、麦わら帽子にノースリーブのシャツ姿がトレードマークの、あの天才画家です!
2022年は、山下 清さんが生まれて100年という節目の年。
これを記念して、全国で展覧会が開催されることになりました。
全国を巡るこの展覧会のトップバッターを飾るのが、『鹿児島市立美術館』です。
山下 清さんといえば、ドラマや映画 の影響が強いのか、のんびり屋さんでほんわかしたイメージ がありますよね。
でも、本当の山下さんは几帳面で繊細で、ナイーブな性格だったとか。
今回の展覧会では、そんな山下さんの少年時代の作品から振り返ります。
山下さんの少年時代の作品 を見ていくと 、 ある1つの特徴に気づきます。
それはなにかというと、作品に“昆虫しか”登場しないんです。
千葉県にある養護施設「八幡学園」に入園した年に描いた12歳の時の作品。
なぜなら、当時は人間不信で友だち付き合いが苦手だったから。
しかし、成長するにつれて友だちや学校内での様子が絵の中に登場し、次第に周囲に心を開いていく様子が作品を通して伝わってきます。
ただ、山下さんの絵の原点とも言える、昆虫に対する興味は晩年まで続きます。
アメリカのグラフ誌『ライフ』が少年時代の山下さんの作品を見て驚き、この天才少年の行方を追うことに! その後、全国展開の大捜索が始まり、ついに鹿児島で発見&長く続いた気ままな放浪の旅は終わりを告げ、東京に戻って画家としての人生を歩み始めることになりました。
今回の展覧会では
・少年時代
・全国を放浪した時期~画家になるまで
・そして円熟期~晩年まで
それぞれの作品にまつわる文章やコメント、家族の思い出などを多角的に展示。
人間「山下 清」、画家「山下 清」の世界観を
多数の作品と遺品などから検証する、
生誕100年を記念した集大成の特別展なんです!!
(しかも未公開の作品や、普段見られない作品も展示予定!)
山下さんの作品を見ながら、わたしたちが普段忘れかけているピュアで素朴な感情を呼び起こしませんか?
お問い合わせ/南日本新聞社事業部(099-813-5053、平日10:00~17:00)※新型コロナウイルスの感染状況により、会期等変更になる場合があります。
☆山下 浩氏による講演会
(「山下清作品管理事務所」の代表、山下 清さんの甥)
[日時]3/26(土)14:00~(「鹿児島県歴史・美術センター黎明館」にて開催)
☆作品解説会
講師:田村桂子(「鹿児島市立美術館」学芸員)
[日時]4/3(日)、4/16(土)、各日14:00~(「鹿児島県立美術館」にて開催)
[開催日]3/25(金)~5/5(木・祝)
[所] 鹿児島市立美術館(鹿児島市城山町4-36)
[営]9:30~18:00(最終入場17:30)
[料]一般・大学生1200円(前売り1000円)、小・中・高校生600円(前売り500円)
[休]月曜日(5/2を除く)
[☏] 099-224-3400
https://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/exhibition-r4special-yamashita.html
○県外から本県に来られる方は、PCR検査等を受けて来られるなど、感染防止対策への協力をお願いします。
○ 来県される場合は、「新しい旅のエチケット(https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001365079.pdf)」を十分に御理解いただき、体調管理をしっかりした上で、手洗いやマスクの着用、人と人との距離の確保など基本的な感染防止対策を徹底していただくようお願いします。
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※ 「映える,鹿児島旅」記事では,取材のため撮影時のみマスクをはずしております。