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【Go to KAGOSHIMA TRIP!】有名な歌人も訪れた「天下の名泉」。ご当地グルメや足湯のもてなしが印象深い

市比野温泉は江戸時代に湯治場として栄えた歴史ある温泉郷。薩摩藩主の島津久光が「天下の名泉」と称賛して、湯槽を作ったのが始まりとか。市比野川を中心に約10カ所の温泉施設があり、なかには与謝野晶子や鉄幹といった著名人が訪れた宿も存在します。

こちらは共同湯として長い歴史を持つ「下之湯公衆浴場」。泉質は弱アルカリ単純泉で、やや熱めの湯は手触りやわらか。入浴後は肌がつるつるになると評判です。

明治の女流歌人・与謝野晶子が鉄幹と共に訪れた「みどり屋旅館」。宿泊した際に詠んだ歌を記した歌碑が、近くの公園に建てられています。

「市比野温泉ポケットパーク」は24時間いつでも足湯が楽しめる話題のスポット。2021年、新たにオープンしました。すぐ近くに市比野温泉の案内所もあって便利です。

早速、足湯を体験!湯はちょっと熱め。寒い日でも芯まで温まります。

湯は無色透明で、トロリとした感触。美人湯ということで、手もしっかり温めます。入浴後が楽しみです。

次は市比野温泉入口にある道の駅「樋脇」遊湯館へ。
敷地内には「島津の殿様湯」という足湯が。すぐ隣には薩摩藩主・島津久光が入浴後に座っていたという、寛陽公腰掛の石も残されています。

足湯は細長い造りで、大人数が利用できるようになっています。湯口に近い方はやや熱く、湯尻の方は少しぬるめ。

遊湯館は気になるスポットがいっぱい!物産直売所や食事処、テイクアウトコーナー、イベントスペース、園芸売り場があり、買い物から食事、休憩まで大満足。観光案内所も併設されています。

直売所には幅広いジャンルの品がズラリと並び、多くの人で賑わいます。自宅用からお土産、プレゼントまで活躍すること間違いなし。

入荷してすぐに売り切れてしまう話題の品もあるとのことで、早めに来店したいですね。

食事処は広く開放感があり、落ち着いた雰囲気。地元の食材を盛り込んだ料理が味わえます。メニューも種類豊富です。

イチオシは「せごどんぶい」。西郷隆盛にちなんだご当地丼で、やわらかな豚の肩ロース肉に地元の味噌をブレンドしたタレをからめています。甘辛いタレはコク深く、肉やシャキシャキキャベツとの相性も抜群。ご飯が進む味で、ボリュームがありながらペロリと食べられます。温泉卵で味変できるのも高ポイントです。

食後はこの遊湯館だけでしか食べられない、珍しいソフトクリームをいただきました。その名も「あめんどろソフト」。鹿児島県産サツマイモ100%の紫芋の蜜が贅沢にかかっています。「あめんどろ」とは南薩摩の方言で、サツマイモで作る芋蜜のこと。無添加の芋蜜が口の中でとろけて、幸せ気分になれますよ。

温泉はもちろん、絶品グルメや買い物も楽しめる遊湯館。スタッフさんもみんな親切で優しく、身も心も温まる一日でした。何度でも訪れたい場所です。

 

市比野温泉

[所] 出水市麓町
[☏] 0996-38-2254(市比野温泉地域活性化協議会)
http://ichihino.com/

 

道の駅「樋脇」遊湯館

[所] 薩摩川内市樋脇町市比野156
[☏] 0996-38-2506

 

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掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。
※ 「映える,鹿児島旅」記事では,取材のため撮影時のみマスクをはずしております。

映える、鹿児島旅。

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