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アニメ「火垂るの墓」の作者、野坂昭如の「戦争童話集」、朗読とJAZZの語り劇 『イノチノコト、忘れてはいけない物語』 昨年に引き続き開催(11/10・11 福岡市美術館)

開催日時
開催場所
福岡県福岡市中央区大濠公園1-6 福岡市美術館ミュージアムホール

 

アニメ「火垂るの墓」の作者、野坂昭如の「戦争童話集」、朗読とJAZZの語り劇

『イノチノコト、忘れてはいけない物語』
昨年に引き続き開催

2023年11月10日(金)・11日(土)
福岡市美術館ミュージアムホール

 

11月10日(金)・11日(土)、福岡市中央区大濠公園の福岡市美術館ミュージアムホールにて、朗読とJAZZの語り劇『おとがたり イノチノコト、忘れてはいけない物語〜野坂昭如作「戦争童話集」より〜』が開催されます。

昨年8月に初回上演が行われた同公演は、大盛況のうちに幕を閉じ、多くの反響があったことから、今回第二弾を企画。

野坂昭如作「戦争童話集」全12編より今年は、「年老いた雌狼と女の子の話」「赤とんぼとあぶら虫」の2作品を上演。

「年老いた雌狼と女の子の話」は、戦後、家族で日本に引き揚げてくる女の子が途中で出会った狼との話に、日本最大の引き揚げ港であった博多港の資料等を基に書き上げた物語を織り交ぜて、一つの作品に仕上げたもの。「赤とんぼとあぶら虫」は少年特攻隊員の話です。

出演は、福岡を拠点に活躍する俳優やJAZZを中心としたミュージシャン。語りとともに、JAZZをベースとした生きた音楽がセッションのように重なり、作品の世界を舞台上で表現します。

ぜひ、会場に足をお運びください。

 

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おとがたり イノチノコト、忘れてはいけない物語
~野坂昭如作「戦争童話集」より~

 

■日 時 2023年11月10日(金)18:30開演

2023年11月11日(土)13:00開演/17:00開演(※開場は開演の30分前)

■会 場 福岡市美術館ミュージアムホール(福岡市中央区大濠公園1-6)

■料 金 一般:3,000円/18歳以下:2,000円

■チケット取扱

・Pass Market(WEB)Pass Market(WEBチケット)

https://passmarket.yahoo.co.jp/seller/eventer/vHGl4lgk2b8Zy8dEOW9q5u9Tt8jJ-vg1FO1RvoaboLm8AYny00/

・博多うまか遊び庵(TEL 092-282-8716)

 

■出 演 朗読:リュンコ、五島真澄(PUYEY)、高野桂子(PUYEY)

作曲・ピアノ:矢田イサオ/ドラム・パーカッション:上村計一郎/バンドネオン:川波幸恵/ブルースハープ:岩石功

■スタッフ

構成・演出:藤村信一/絵:黒田征太郎/舞台監督:松本Shoko/照明デザイン:永井辰弥/照明協力:ライティング.オフィス.シャドー/音響:久貝博喜(FANA)/音響技術:小滝啓(SRS)/制作:上村愛、小林久美、藤友里江

■お問い合わせ 

『イノチノコト、忘れてはいけない物語』実行委員会事務局

Mail:sensodowa.reading@gmail.com

 

令和5年度第60回福岡市民芸術祭参加

主催:『イノチノコト、忘れてはいけない物語』実行委員会

助成:(公財)福岡市文化芸術振興財団「FFACステップアップ助成プログラム」、(公財)福岡文化財団

後援:福岡市、(公財)福岡市文化芸術振興財団

 

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リュンコさんからのメッセージ

 

この戦争童話集には短編が12話あり、そこには人間だけでなく、象や鯨や馬など、さまざまな登場人物が出てきます。

戦争は前線の兵士だけでなく、女性や子どもたち、そして物言わぬ動物たちにも影響し、安穏と生きてなどいられません。

黒田さんが描いてくださった10枚の狼の絵(チラシに掲載)は、一様にあばらの浮き上がったやせっぽちの狼ばかりでした。

今回の「年老いた雌狼と女の子の話」は戦後、家族で日本に引き揚げてくる女の子が途中で出会った狼とのお話。

その頃、日本最大の引き揚げ港である博多港には、敗戦後の戦地で性暴力を受けた多くの女性たちも引き揚げてきており、彼女たちを救う為に二日市療養所が設けられていました。

物語の中では、そんなことも語られます。

もう一作は「赤とんぼとあぶら虫」

少年特攻隊員のお話です。少年の見たこと、感じたことをもっと知りたくて私は今回初めて知覧特攻平和会館に行きました。展示されたたくさんの学徒の写真を見ながら、この若さにして、目前の死を大前提とした一刻を生きる事を強いられることのむごさを感じるのでした。

そして平和会館を後にした私の眼の前に広がる平和な茶畑。一体彼らは何を見てきたのだろうか。

私はこの童話集の中に出てくる彼らがとても愛おしく、この物語の中で何度も何度も会いたくなるのでした。

今、この確かに戦争が勃発している、今、戦争を声高に叫ぶのではなく、このイノチノコトを静かに、地道に語り続けていけたらいいなと、思っております。

 

【リュンコ プロフィール】

 

1953年西宮市出身。

高校卒業後、「演劇センター付属青山杉作俳優養成所」を経て、1975年、「劇団究竟頂・銀テント」旗揚げに参加。

直木賞受賞作家、野坂昭如さんの代表作『エロ事師たち』の登場人物から、芸名を「リュンコ」とする。

退団後、1996年和食「博多馬か遊び庵」開店。

黒田征太郎さんのトークイベントをきっかけに、野坂昭如さんの戦争童話集を語り続けたいと居ても立ってもいられなくなる。

野坂昭如さん、黒田征太郎さんの言葉をお借りし「『イノチノコト、忘れてはいけない物語』実行委員会」と名づけ、演出家、俳優、ジャズミュージシャン、舞台技術者、制作者などに呼びかけ本朗読劇を実施。

 

 


 

 

 

詳細情報

開催日時:
開催場所:
福岡県福岡市中央区大濠公園1-6 福岡市美術館ミュージアムホール
料金:
一般:3,000円/18歳以下:2,000円
メールアドレス:
sensodowa.reading@gmail.com
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