築70年を超える古民家をリノベーションした風情ある佇まい。店主・永原裕大さんは、福岡の和食店や焼鳥店で研鑽を重ね、2021年3月にこの店をオープンさせた。添田町のご実家はヤマメの養殖場を営んでおり、週に一度、実家から生きた状態のヤマメを仕入れてくるという。また、地元の猟師が獲った鹿や猪などのジビエ料理も充実しており、多種多様なスタイルでジビエの魅力を提案している。

フェア参加メニュー

ジビエ鍋（手打ち蕎麦付き）（7700円の鍋コースの1品／写真は2人前）

地元で獲れた鹿や猪の旨みを存分に味わう

ジビエを仕入れるのは、店主・永原さんの地元に近い「ジビエ大任」から。「英彦山や赤村の鹿や猪は、主に木の実や里芋、フキノトウなどを食べて育っており、だからこそ美味しいお肉なんですよ」と永原さん。今回の「ジビエ鍋」の肉は仕入れによって部位は変わるが、この日は鹿のもも肉と猪のバラ肉が使われている。鹿や猪の肉は融点が低いためくどくなく、旨みたっぷりでありながら、あっさりといただける。〆は店主自ら手打ちする蕎麦を投入。ジビエの旨みが凝縮したスープは滋味深い味わいだ。