福岡の調理専門学校を卒業後、東京やフランス・ボルドーで修業を重ねたオーナーシェフの木元翔太さん。帰国後、地元・小倉ではパティシエの経験を積み、2017年10月、旦過市場のすぐそばに自身の店を構えた。鮮度の良い食材が豊富に揃う市場に近いという利点を活かし、昼夜ともに四季折々の食材を使ったコースを提案し、地元客を中心にファン着実にファンを増やし続ける。5年目の節目を迎えた2021年10月、よりよい環境を求め、かつての店舗より徒歩圏内に移転オープンした。

フェア参加メニュー

豊前産骨付き仔猪のロースト 黒トリュフのソース（8800円・11000円・13200円のコースの一品）

身質が柔らかく脂がのった旨み凝縮の仔猪を堪能

「仔猪を食べてみたら信じられないくらい美味しくて。猪特有の獣臭さもなく、身質も柔らかく脂もしっかりのっていました」と、木元さんは語る。じっくりと休ませながら火を入れる技法はフランス料理ならでは。火入れと休ませることを繰り返し、旨みを閉じ込めていく。こうしていくことで硬くならず、火はしっかり入っているが、ジューシーなロゼ色に仕上がるという。マデラワインに黒トリュフ、コニャックなどでつくる贅沢なソースも味わい深い。ジビエはいい状態のモノしか仕入れないため、予約時の確認をお忘れなく。

お酒とペアリング

マルゴー・デュ・シャトー・マルゴー2017

肉料理なのでボルドーのカベルネで合わせようと思いセレクトしました。ボルドーの中でもいちばん女性的でしっかりしつつも繊細な味わいが特徴の赤ワインです。