1970年に小倉の街に誕生したイタリア料理店。「本格的なイタリア料理をカジュアルなカフェスタイルで」をコンセプトに掲げており、パスタのみの利用もできるなど、気軽にイタリア料理が楽しめる店として親しまれている。ジビエに取り組み始めたのは今から10年前のこと。「最近のジビエは鮮度も良く、きちんと処理されているので匂いや硬さは感じません」と、オーナーシェフの大野憲治さん。ジビエに馴染みのない人も、一度食べるとその美味しさに感動すること間違いなし。

フェア参加メニュー

若鹿のカチャトーラスパゲティ（2300円）

その土地のテロワールを心ゆくまで味わいたい

『ラ・パペリーナ』では2歳未満の若い鹿のみを使用している。若い鹿は臭いがなく、あっさりとしていて食べやすいのだそう。「メニューを考えるときは、メインの食材が動き回っている環境を思い浮かべます。みやこ町周辺の鹿はイヌビワなどの果実を好んで食べるので、今回は食材としてもイヌビワを取り入れました。ほかにも、周辺の山で採れる和のハーブを3種類使っています」と、大野シェフ。その土地の恵み（＝テロワール）を存分に楽しみたい。