2017年、渡辺通にオープンした『串揚げと季節のお料理 さとう』が、2023年春、中洲に移転。『串揚げさとう』として新たなスタートを切った。メニューは旬の魚と野菜、厳選された肉をさまざまな技法で提案する「季節のおまかせコース」のみ。串揚げは、旬の食材そのものを味わうものから、独創的な発想を取り入れたものまで、素材を一層光らせるべく、1串ごとにさまざまな工夫が施されている。カウンターのほかに個室もあり、さまざまなシーンで活躍する一軒だ。

フェア参加メニュー

鹿ヒレ肉の串揚げ（10,780円コースの１品）

鹿肉本来の旨みを衣で閉じ込めた、サクッと軽やかな串揚げに感動！

「串揚げは蒸し料理なんですよ」と店主の佐藤さん。その真意を問うと、「衣で素材を包み、素材自身の水分で火を入れていくからです」と教えてくれた。パン粉を細かく挽いた極薄の衣をまとわせ、低温でじっくりと揚げられた「鹿ヒレ肉の串揚げ」は、しっとりとしたジューシーな食感が絶妙だ。そのままでも十分においしいが、　たっぷりの野菜を使い3日間かけて作る自家製ウスターソースを添えると、さらに豊かな味わいを楽しむことができる。

お酒とペアリング

グラスワイン（赤）

佐藤さんがセレクトしたのはスペインのぶどう、テンプラリーニョで作った「El Primer Beso 2022」。力強さとエレガントさ、そして洗練された味わいを持ち合わせたバランスの良さが魅力で、和食との相性も抜群だ。