かつて中央区白金で人気を集めた「グリル豆の木」が、そのすぐ近くで「BISTRO Pic d'or」として移転オープンしたのは、2020年のこと。炭火で焼く肉料理が中心だった「豆の木」時代とは異なり、移転後はフランス料理らしさを追求すべく、店名に“ビストロ”を掲げた。現在はアラカルトとコースの両方を提供しており、特にコースが人気を集めている。さらに、21:00を過ぎるとバータイムがスタート。カウンター席では積明さん（通称ジャックさん）との会話を楽しみながら、お酒やそれに合う料理を味わうことができる。

フェア参加メニュー

眠り〆猪のスネ肉のコンフィ　ギャートルズ風（アラカルト4000円〜【サイズにより異なる】または6600円〜のコースの一品として提供）

スネ肉の旨みが溢れ出る、手間ひまかけたコンフィに感動

糸島ジビエ研究所から届いた眠り〆猪のスネ肉を3日間マリネにし、ラードで8時間ほど時間をかけてじっくり炊き、マスタードとパン粉を付けて焼き上げる。「スネ肉はもともと固い部位ですが、ゆっくりと煮込むことで旨みがどんどん出てくるんですよ」と積明さん。仕上げには糸島産のかぼすを絞り、爽やかな風味を加えている。お好みでマスタードを添えて楽しもう。

お酒とペアリング

Seki West Coast IPA／オーロイブルーイング　※『BEERSONIC』コラボペアリング

「IPAはその苦みやしっかりとした味わいから、スパイシーな肉料理や燻製などとの相性が良いですが、このIPAはその重厚な味わいとともにホップ由来の柑橘感もあり、野性味と繊細さが同居する今回のメニューにマッチすると考えてチョイスしました」（『BEERSONIC』深堀成吾さん）