物心ついた頃から料理人になると決意し、小学校の文集には「料理人になる」と書いた白水鉄平さん。東京やフランスの名店で腕を磨き、2016年4月に自らの名を冠した「L’eau Blanche（ローブランシュ）」をオープンさせた。週に一度は生産者を訪ね、この土地だから提供できる料理を追求。一つひとつの食材と真摯に向き合い、フランス料理の枠にとらわれない“白水鉄平の料理”を提案する。ミシュラン1つ星を獲得するほか、国内外から高く評価される福岡の名店だ。

フェア参加メニュー

仔猪のロースト（1万5730円のコースの1品として提供予定）

眠り〆を施した極上の仔猪をシンプルに味わう至極の一皿

生産者を訪ね歩き、信頼のおける生産者から食材を仕入れる白水シェフ。この日は、糸島ジビエ研究所から届いた眠り〆の仔猪が登場。「眠り〆」とは、罠にかかってストレスを受けた状態のイノシシを、薬を使わない医学的手法で眠らせ、疲労回復させた後に〆るオリジナルの〆方で、全国各地の料理人から一目を置かれている。調理法は至ってシンプル。軽く低温調理を施した後、炭火でゆっくりと火を入れ、最後にオーブンで仕上げる。牛や猪などさまざまな肉のエキスが抽出されたジュードビアンドソースで召し上がれ。

お酒とペアリング

Monthelie 1er Cru LES DURESSES 2016 / Paul Garaudet

雑味がなくクリアな味わいの眠り仔猪に合わせ、やさしい果実味と滑らかなテクスチャーのピノ・ノワールをセレクト。繊細な味わいにほんのりと進んだ熟成のタッチ。果実と酸の調和が心地よいペアリングです。